アストンマーティンF1 「将来的な独自F1エンジン構築のメリットを調査」
アストンマーティンは、新しいF1エンジン規則とアラムコとのパートナーシップにより、将来的に独自のF1パワーユニットを構築することのメリットを“調査”していくと語る。

現在のF1エンジンのサイクルは2025年末まで延長され、新しいF1エンジン形式は2026年からスタートすることが計画されている。現在の1.6リッター V6ターボハイブリッドのフォーマットは維持されるが、高価で複雑なMGU-Hは廃止され、それを補うために電気出力は350kWに増加する。

将来のF1エンジンの計画とパワーユニットの予算上限は、フォルクスワーゲン・グループの関心を高め、ポルシェとアウディの両方が2026年からエンジンサプライヤーとしてF1に参入すると噂されている。

アストンマーティンF1の最高技術責任者であるアンディ・グリーンは、現在メルセデスからF1パワーユニットを供給されているチームが独自のF1エンジンを製造する可能性を研究することは論理的であると語る。

「我々の野心を前進させるために、長期的には確実にパワーユニットの供給を調査していくのは間違いないと思う」とAMR22の発表イベントでアンディ・グリーンは語った。

「2026年は新しいパワーユニットレギュレーションとして議論されており、我々はチームとして関与したいと思っている」

「現在、アラムコがスポンサーとして関与しており、今後数年間で話し合いが行われると思う。我々はそれを非常に詳細に調べ、その方向に進むことに利益があるかどうかを理解すると確信している」

F1は、今後4シーズンでエンジン開発を凍結し、アップグレードできるのは信頼性を理由にFIAによってのみ承認されたコンポーネントのみとなる。

F1は今シーズンから10%のエタノールと90%の化石燃料をブレンドしたE10燃料に切り替えられたが、アンディ・グリーンは、この変更は、シャシーの設計を導いたレギュレーションの見直しと比較して、「マイナーな変更」にすぎないと語る。

「パワーユニットは、21年から実際に最小限の変更しかない」とアンディ・グリーンは語った。

「おそらく21年から22年にかけて変化が最も少なかったマシンのエリアだろう」

「我々はまだパワーユニットのコボロゲーション領域にいる。パワーユニットは2022年にE10燃料を使用するように開発されたため、再調整して燃料を再ブレンドする必要があった」

「しかし、それは大きな変化ではない。すべてのメルセデス搭載チームが共通のパワーユニットであり、彼らはすべての人のために1つのパワーユニットしか生産していない。したがって、それは彼らにとって大きな問題ではなかったと思う」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / アストンマーティンF1チーム