アービッド・リンドブラッド「走行プランは角田裕毅とあまり変わらなかった」
アービッド・リンドブラッドは、2025年F1メキシコGP初日のフリー走行1回目(FP1)でマックス・フェルスタッペンのマシンをドライブした。リンドブラッドのRB21には、フェルスタッペン車にも装着された改良版フロアが投入されており、チームは角田裕毅との比較データを通してセットアップの最適化を進めた。

リンドブラッドは現在18歳の若手有望株で、2026年に向けてレーシングブルズでのF1デビューが期待されている。

リンドブラッドは1分18秒997のタイムで6番手につけ、1分19秒090の角田裕毅を0.093秒上回った。

「今日の走行はかなり良かったと思う。簡単ではなかったし、序盤はダスティで、ハードタイヤでは少しアイシーな感じがした。できるだけミスを減らすようにして、マシンを無事に戻せたことに満足している。自分としては良かったと思うし、チームに良いフィードバックを与えようと努めていた」とリンドブラッドは語った。

アービッド・リンドブラッド レッドブル・レーシング

さらに彼は、FP1での走行内容について次のように説明した。

「セットアップに関していくつかのことを試していて、走行プランは裕毅とあまり変わらなかった。ソフトタイヤに履き替えたタイミングも同じで、黄旗の影響で自分だけが1回多く走った。今日は少し緊張していた。状況の重みもあったし、マックスがチャンピオン争いをしていることもあって、ミスをしないことがすごく重要だった。でも、バイザーを下ろして走り出した瞬間からすべてうまくいった」

走行を終えたリンドブラッドは、自身の役割をこう振り返った。

「マシンは速かったけど、常にもう少し良くできたんじゃないかという気持ちはある。全体的にはセッションに満足している。チームがデータを集めるうえで自分の役割が重要だと分かっていたから、正しい方向に導けるように良いフィードバックをすることを意識したし、それがうまくできたと感じている。マックスのマシンをドライブできたのは本当に光栄だったし、彼が良い週末を過ごせることを願っている」

このFP1では、角田裕毅も最新スペックのフロントウイングを装着して走行していたが、2台のRB21はフロアの仕様に違いがある形で空力評価が行われた。リンドブラッドは限られた走行時間の中で、実戦さながらの冷静さと集中力を見せ、チームの週末準備に貢献した。

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カテゴリー: F1 / アービッド・リンドブラッド / レッドブル・レーシング / F1メキシコGP