アービッド・リンドブラッド F1スーパーライセンスは「偶然」 フェルスタッペン代役説を否定
レッドブルのジュニアドライバーであるアービッド・リンドブラッドは、最近F1スーパーライセンスの特例承認を受けたにもかかわらず、マックス・フェルスタッペンの代役としてF1イギリスGPに出場する可能性についてチームと話し合いを行っているという報道を否定している。

フェルスタッペンはバルセロナでのジョージ・ラッセルとの接触により、現在12点満点のペナルティポイントまで残り1点という状況だ。

レッドブルのジュニアドライバーであるアービッド・リンドブラッドは、最近F1スーパーライセンスの特例承認を受けたにもかかわらず、マックス・フェルスタッペンの代役としてF1イギリスGPに出場する可能性についてチームと話し合いを行っているという報道を否定している。

フェルスタッペンはバルセロナでのジョージ・ラッセルとの接触により、現在12点満点のペナルティポイントまで残り1点という状況だ。

このオランダ人ドライバーとレッドブルの状況は、F1カナダGP週末を通じて注目を集める話題だった。とはいえ、27歳のフェルスタッペンはこの週末を無事に乗り切り、さらなる騒動を避けることに成功した。

FIAは、12か月間で12点のペナルティポイントが累積された場合、自動的に1戦の出場停止処分を科すと規定している。

そのため、もしフェルスタッペンが次戦オーストリアGPでクリーンな週末を過ごせば、昨年ランド・ノリスとのインシデントで加算された2ポイントが失効し、少しばかり余裕が生まれることになる。

一方で、もしレッドブル・リンクで再びペナルティが加算されれば、レッドブルはイギリスGPで彼の代役を立てる必要が出てくる。

17歳のレッドブル期待の星であるリンドブラッドは、最近FIAからスーパーライセンスの発行を受けたことで有力候補と見なされているが、本人はこのライセンス取得はあくまで「偶然」であり、フェルスタッペンのレース出場停止に備えたレッドブルの計画とは無関係だと主張する。

「スーパーライセンスは2月に申請したんだ。だから、マックスがポイント的にギリギリの状態になっているこのタイミングで承認されたのは、単なる偶然だと思う」とリンドブラッドは語った。

「でも、もし何かが起きたとして、実際にどういうプランがあるのかは僕には分からない」

「本当に知らないし、その話に関与してもいないんだ」

アービッド・リンドブラッド F1

リンドブラッド、フェルスタッペンとの比較に喜び
17歳のリンドブラッドは、仮にフェルスタッペンがイギリスGPを欠場する事態になった場合、リザーブに回されているリアム・ローソンかアイザック・ハジャーのどちらかが角田裕毅とコンビを組んでレースに出場し、彼自身はレーシングブルズの空いたシートに起用される可能性が高いとされている。

これは、リンドブラッドにとって貴重なアピールの機会となるかもしれない。彼はジュニアカテゴリーでの活躍がレッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコを強く印象づけており、来季ファエンツァのチーム(レーシングブルズ)でフルタイムのシートを獲得する可能性が取り沙汰されている。

マルコは“新世代のフェルスタッペン探し”を諦めたかに見えるが、リンドブラッドがレッドブルの次なるビッグスター、そして将来のワールドチャンピオンになると確信している。

だが、そうした“フェルスタッペンとの比較”について、当のリンドブラッドはどう考えているのだろうか?

「分からないけど、僕はまだマックスよりずっと若いし、正直に言って比較するのは難しいと思う」と彼は説明した。

「4度のワールドチャンピオンと比較されるのは光栄だけど、僕らを本当に比べるのは難しいと思う」

「僕はただ、ベストを尽くして速く走って、全力で戦うことに集中してる。それは確かに共通点かもしれないけど、そういうのはどのドライバーにも当てはまるんじゃないかな」

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カテゴリー: F1 / アービッド・リンドブラッド / レッドブル・レーシング