Spyker F1 F8-?
スパイカーの2007年F1参戦マシン「F8-?」。前年にミッドランドが使用していたM16をベースに、新エンジンのフィッティングと空力のパーツのアップデートが加えられた。エンジンは、前年のトヨタ製からフェラーリ製に変更。2007年初頭よりマイク・ガスコインがチーフテクニカルオフィサーに就き、第13戦イタリアGPでは新設計の車体が投入された。
SUPER AGURI SA07 HONDA
SA07は、2006年チームが急遽準備した初めてのF1カーであるSA05の開発プロセスの延長として作られたニューマシン。誕生からわずか15ヶ月のチームにとって、新車導入は重要な一歩でもある。SA07はチーフデザイナーのピーター・マックールが率いるSAF1チームのデザイン部門とホンダの栃木研究所が8ヶ月をかけて共同開発。ウインターテストでは数々のデザインコンセプトを検証し、ホンダが開発した新しいパワートレーンの信頼性向上のためのテストを行った。
SUPER AGURI F1 TEAMは2006年からF1世界選手権に参戦を開始した、最も新しいF1チームである。チームを率いるのは元F1ドライバーで、日本のモータースポーツ界のキーパーソンである鈴木亜久里。「世界に通用する日本人若手ドライバーを育てる」というテーマで鈴木が始めたARTA projectは今年10年目を迎えることになり、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンやスーパーGTなどといった日本国内のトップカテゴリーから子供たちのカートレースまで幅広い活動が展開されている。