アロンソ 2027年もアストンマーティンF1残留の可能性「時間が教えてくれる」

43歳のスペイン人アロンソは、現契約により2026年以降もシルバーストーン拠点のチームに関わることが約束されているが、それはアンバサダーやマネジメントといった役割を含むものであり、実際にレースシートが保証されているのは来年2026年までとなっている。
つまり、アロンソがエイドリアン・ニューウェイが設計したアストンマーティンF1マシンをドライブすることは確定しているが、それ以降のことは現時点では不透明だ。
「どうなるかは時間が教えてくれるだろう」と、チーム代表のアンディ・コーウェルはイモラで語った。46歳以降もアロンソがアストンマーティンのレースドライバーであり続ける可能性について問われた際の発言だ。
「今のところ、我々は2026年に向けて準備を進めている。フェルナンドとランス(ストロール)の両者が2026年まで契約していることは素晴らしいことだ。レギュレーション変更に際して、我々には安定性と経験がある。あとはどうなるか見てみよう」と、スペインの『エル・ムンド・デポルティーボ』に語った。

2027年の契約に関して、決定権はアロンソ側かチーム側かと問われると、コーウェルは慎重にこう答えた。
「いつも通り、それは双方にかかっていると思う。我々には、毎年より強いレースカーを作り上げるという明確な目標がある。そして、フェルナンドに限らずどのドライバーも常に最高のマシンを望むものだ」
アロンソがグリーンのF1マシンで悲願の三度目の世界王者に輝く可能性について問われると、コーウェルは「それは素晴らしいことだ」と答えた。
近年の成績面では課題を抱えているアストンマーティンだが、イモラでは新たな大規模空力パッケージによって明らかな前進を見せたとされる。
一方、ニューウェイは2026年の新プロジェクトに100%の集中を注いでおり、そのマシンが初年度から勝てるかどうかについて問われたコーウェルは、こう正直に認めた。
「いいえ。パドック内のどのチーム代表であっても、それに『はい』とは言えないだろう。ただ一つ確かなのは、我々は複数回勝てるマシンを作りたいと思っているし、それによってチャンピオンシップを勝てるマシンを作るということだ。
だが、ここにいる誰もが『はい、勝てます』とは言えないよ」
カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / アストンマーティンF1チーム