フェルナンド・アロンソ、F1のトラックリミットの曖昧な基準を批判
フェルナンド・アロンソは、F1アメリカGPのキミ・ライコネンの追い抜きは違法だと感じている。自分はアロンソをコース外に追いやってはいないと考えているからだ

レース序盤、キミ・ライコネンは、ターン1でアウトサイドからオーバーテイクを仕掛け、2人はコーナーの出口で接触。その過程でライコネンは4輪すべてが縁石と白線の外側にはみ出した。

その後、キミ・ライコネンはターン1から続くS字でオーバーテイクを完了させた。

フェルナンド・アロンソは、キミ・ライコネンの追い抜きに怒り、ライコネンはポジションを返す必要があると主張。このインシデントは記録されたが、スチュワードは調査まで進めることはなかった。

フェルナンド・アロンソはレース後に「ルールは少しランダムだ」と主張し、トラックサイドのファンは「ふさわしくないショーを見た」として非難した。

レース後、インシデントの処理方法に腹を立てていた理由を具体的に説明するよう求められたフェルナンド・アロンソは「彼はコース外から僕を追い抜いたと思っている」と率直に答えた。

スチュワードは、フェルナンド・アロンソはより多くのスペースをキミ・ライコネンに残ることができ、ライコエンをコース外に追いやったと判断している。

FIAその解釈に合意するかと質問されたフェルナンドアロンソは「いいや。でも、それが彼らの決定だ。だから、僕たちはそれを受け入れるしかない」とコメント。

「レース全体を見たかどうかは分からないけど、1周目に同じインシデントがあった。ターン12でランド(ノリス)がインサイドにいて、(カルロス)サインツを追い抜いた。サインツはコースを外れ、ポジションを取り戻しました。でも、それは大丈夫だった(サインツは後にポジションを返すように言われている)」

「そして、レースの最後の部分で、(アントニオ)ジョビナッツィを2度目に追い抜いたとき、僕はターン12でインサイドにいてブレーキをかけた。再び、僕は彼をトラックから“強引”に押し出したということになった。彼はコース外からポジションを取り戻した。その時、彼は僕にポジションを戻さなければならなかった」

「ある意味では、インサイドでブレーキをかけると、常に誰かをトラックに“強引”に追いやったことにされる。オーバーテイクをコミットしているのにね。アウトサイドにいる彼らは、バックオフするか、コース外、サーキットの外でフルスロットルを継続するか決める必要がある。

「それがサインツがしたこと、ジョヴィナッツィがしたこと、僕がしたことだ。フルスロットルをトラック外を走ったなら、ポジションを返す必要がある」

「でも、キミはそれをしなかった。だから、僕はそれが一貫していないと思った」

いずれにしろ、フェルナンド・アロンソは、リアウイングの問題でリタイアを余儀なくされており、10位しか争うことができなかったので、結局はインシデントはあまり気にしていないと語る。

それでも、フェルナンド・アロンソは、F1オフィシャルのクオリティにまだ不満があることを明らかにした。

以前、フェルナンド・アロンソはトラックリミットを乱用することでライバルがシーズン序盤にアドバンテージを得たことについて不満を述べていたが、彼の異議は無視されていた。

そして、F1ロシアGPでのオープニングラップで、フェルナンド・アロンソはFIAのルールを巧みに利用して、ターン2へのアプローチでいくつかのポジションを獲得した。アロンソは、ランオフを使用する必要があることを知ってマシンのコース取りとブレーキングを行い、ルールで要求されるようにコース外に出た際に自分が後ろにいたマシンの後ろで合流した。

翌戦のF1トルコGPでは、フェルナンド・アロンソは、自分がソチでしたことは「ここイスタンブールで質問されるかを見るため」にそれを行ったとし、どのドライバーが関与しているかで反応が違うことを証明したと語った。

フェルナンド・アロンソは、F1のルールは「非常に明確」であり、より適切に施行する必要があると語る。

F1のオフィシエーティングの一貫性は、以前よりも悪化しているかと質問されたフェルナンド・アロンソは「そうだと思う」と続けた。

「それが誰かによる。僕はソチでターン1を逃したけど、トルコの木曜日に話題になった」

「ここでは、人々を強引に押し出すことなかったし、ターン1で3台のマシンが彼ら自身の決定をした」

「メキシコでホットな話題になるか見てみよう。または、フェルナンドはコース外を走らなかったので全く問題ないということになるかだね」

レース終盤、アントニオ・ジョビナッツィとのバトルのなかで、フェルナンド・アロンソは追い抜こうとしてヘアピンを大きくオーバーシュートして、ランオフに深く入った。しかし、アロンソはジョビナッツィの前に留まり、命令されてようやくポジションを返した。

キミ・ライコネンのインシデントについてアルピーヌF1がFIAレースディレクターのマイケル・マシとの皮肉なやり取りがあったが、フェルナンド・アロンソはポイントを証明するためにあえてその動きをしなかったとし、最終的にチームと自分はFIAを尊重していると主張した。

「アントニオを追い抜いたとき、僕はターン12で非常にブレーキをおくらせて、出口のコーナーを逃した」とフェルナンド・アロンソは語った。

「チームがポジションを返す必要があると言ってきたとき、僕はそれが正しいことであると理解した。そして、それは僕がブレーキが遅すぎたのだから論理的だと思った」

「もし、そこにウオールがあったら、僕はそんなに遅くブレーキをかけることは決してないだろう。僕はコース外でアドバンテージを得たのだから、ポジションを返す必要があったので、僕は減速した」

「残念ながら、僕はすでに彼の3秒目にいたので、多くの時間を失ったけど、決定は理解していた。そして、ジョヴィナッツィも同じことをしえ、彼は僕にそのポジションを返さなければならなかった」

「キミに関しては、やっぱりそれを奇妙に感じたというのが元のポイントに戻る。でも、僕は何も証明しようとしていなかった」

「僕はただポジションを取り戻そうとしていた。実際には10位がターゲットで、僕たちはトライしていた」

「そして、僕たちはFIAの言うことすべてを尊重している」



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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / F1アメリカGP / アルピーヌF1チーム