F1アブダビGP ジョージ・ラッセルがFP3最速 レッドブル・レーシング苦戦
2023年F1第23戦(最終戦)アブダビGPのフリー走行3回目が11月25日(金)にヤス・マリーナ・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムをマークした。

初日は9チームがFP1をルーキー枠消化に使用したため、10名のドライバーがFP2からの参加となったが、2度の赤旗中断で26分の走行時間しか得られず、ロングランを実施することができなかった。

そのため、予選・決勝とは時間帯が異なり、代表的なコンディションではないFP3は、気温や路面温度が異なるため、セットアップを煮詰めるためには使用されない。そのため、通常であれば、軽視されがちだが、今回は各チームが序盤にロングランを重ねてバランスを確認し、60分間で多くの周回がみられた。

レッドブルが珍しく苦戦するなか、 F1アブダビGPの最終プラクティスでトップタイムを記録したのはジョージ・ラッセル。1分24秒418をマークしたメルセデスのドライバーは、2番手のランド・ノリスに0.095秒を僅差で上回った。3番手となったオスカー・ピアストリは0.398秒差。

ウィリアムズのアレックス・アルボンが注目の4番手で、ラッセルのベンチマークからわずか0.5秒差で、フェラーリのシャルル・ルクレールを上回った。

ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンは、普段は優勢なレッドブルのバランスとハンドリングに不満を抱き、6番手にとどまった。

フェルスタッペンは、FP3の序盤で「リアがかなり緩い」「かなりスライドする」と報告したが、最終的にトップから0.735秒遅れた。

エステバン・オコン(アルピーヌ)は、ローガン・サージェント(ウィリアムズ)、角田裕毅(アルファタウリ)、トップ10を締めくくった周冠宇(アルファロメオ)を抑えて7番手に入った。

2台目のレッドブルのセルジオ・ペレスはコンマ8秒差で11番手と出遅れ、一方、ルイス・ハミルトンはセッションの大部分をロングランに費やしたため12番手だった。

F1アブダビGP フリー走行3回目 結果・タイム

順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS
163ジョージ・ラッセルメルセデス1分24秒418 14
24ランド・ノリスマクラーレン1分24秒5130.09516
381オスカー・ピアストリマクラーレン1分24秒8100.39216
423アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分24秒9290.51117
516シャルル・ルクレールフェラーリ1分25秒0990.68127
61マックス・フェルスタッペンレッドブル1分25秒1530.73519
731エステバン・オコンアルピーヌ1分25秒1940.77618
82ローガン・サージェントウィリアムズ1分25秒2050.78717
922角田裕毅アルファタウリ1分25秒2220.80415
1024周冠宇アルファロメオ1分25秒2580.84023
1111セルジオ・ペレスレッドブル1分25秒2590.84121
1244ルイス・ハミルトンメルセデス1分25秒2920.87426
1310ピエール・ガスリーアルピーヌ1分25秒3030.88518
1414フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分25秒3430.92525
1518ランス・ストロールアストンマーティン1分25秒4050.98724
1677バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分25秒4201.00216
1727ニコ・ヒュルケンベルグハース1分25秒5841.16622
183ダニエル・リカルドアルファタウリ1分25秒5971.17915
1955カルロス・サインツフェラーリ1分25秒6521.23420
2020ケビン・マグヌッセンハース1分25秒7131.29529


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カテゴリー: F1 / F1アブダビGP