ギド・ヴァン・デル・ガルデ
ギド・ヴァン・デル・ガルデは、今週末の開幕戦F1オーストラリアGPで「ドライブする準備は整っている」と述べた。

ザウバーは、2015年のレースドライバーとしてマーカス・エリクソンとフェリペ・ナスルの起用を決定しているが、ビクトリア州最高裁判所はギド・ヴァン・デル・ガルデが今季のザウバーのレースシートを手にすることができるとの判決を下した。

昨年末、財政破綻の危機が報じられていたザウバーは、スポンサーによる即座の支払いが可能だったマーカス・エリクソンとフェリペ・ナスルを起用することでチーム存続を実現したされており、今回の判決はザウバーに衝撃を与えた。

9日(月)のヒアリングでは、ザウバー側の弁護士がこれまでに行われたテストやマシンのあらゆる改良が、異なるドライバーに合わせて行われている点を指摘し、ギド・ヴァン・デル・ガルデをメルボルンで出走させるには安全面でリスクがあると主張していたが、裁判官は法律に基づいてギド・ヴァン・デル・ガルデの勝訴を伝えた。

また、ギド・ヴァン・デル・ガルデは、すぐにでもC34をドライブする準備は整っていると強調しており、準備不足を指摘したザウバーの主張を否定している。

「チームに戻るのを楽しみにしている。ベストな週末を過ごせるように必死に頑張りたい」とギド・ヴァン・デル・ガルデはコメント。

準備不足との指摘については「いや、それはない。この3カ月、全力でトレーニングに励んできた。」とギド・ヴァン・デル・ガルデは否定。

参戦が実現しても、ザウバーとは裁判のわだかまりは残ると思うが、「チームに戻るのを楽しみにしている。とても良い関係を築いていたしね。今でもチームとはかなり良い関係を持てていると思う」とギド・ヴァン・デル・ガルデは続けた。

ただ、ザウバーが、マーカス・エリクソンまたはフェリペ・ナスルのシートを空けるかどうかはわからない。

「そうだね、彼らがどうするかは彼ら次第だ。僕が決めることではない」と語るギド・ヴァン・デル・ガルデだが、水曜午後にはアルバート・パーク・サーキットに向かうとしている。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ギド・ヴァン・デル・ガルデ / ザウバーF1チーム