ペーター・ザウバー
ザウバーのチーム創設者ペーター・ザウバーは、2015年の開幕戦の地オーストラリアで法廷論争を繰り広げたチーム代表のモニーシャ・カルテンボーンを擁護した。

ザウバーは、最終的にデビューレースとなったフェリペ・ナスルが5位、マーカス・エリクソンが8位に入賞。昨年ノーポイントだったチームに1レースで大量ポイントをもたらし、コンストラクターズ選手権でウィリアムズやレッドブルより前の3位に位置した。

だが、ギド・ヴァン・デル・ガルデが契約問題でチームを相手取って訴訟を起こし、ザウバーの22年の歴史に幕を下ろすと脅迫したことで、ペーター・ザウバーはスイスを離れてオーストラリアへと飛んだ。

メディアは、モニーシャ・カルテンボーンにチーム代表を辞任するかどうかを尋ねていたが、ペーター・ザウバーはそれが起こることはないと述べた。

「モニーシャ・カルテンボーンがいなければ、ザウバーはなくなっていただろう」とペーター・ザウバーは Blick にコメント。また、Neue Zercher Zeitung には「彼女が参加したいという意欲を明言しなければ、6年前に(BMWから)チームを買い戻さなかっただろう」と述べた。

「共同での決定だった。それに、彼女がこのポジションにいてくれたことは非常に運がよかった。パドックの他の多くのチームもこのような女性がいて非常に運がいいと思う」

ちょうとペーター・ザウバーがメルボルンに到着したとき、モニーシャ・カルテンボーンは、ギド・ヴァン・デル・ガルデとの法廷論争に一旦は決着をつけていた。論争はマレーシアまで続く可能性が高いが・・・。

「それについては何も話すことができません」とモニーシャ・カルテンボーンは日曜日の夜にコメント。

だが、フェラーリによってもたらされたエンジンの改善により、ザウバーのペース不足は解決したように見える。

「フェラーリはエンジンを大きく飛躍させてくれましたが、全体的なパッケージも良くなっています。シャシーでも前進を果たしました」

それでも、ザウバーのトラブルは終わっていない。潜在的なスポンサーは、ザウバーのオーストラリアでの良い結果だけでなく、ギド・ヴァン・デル・ガルデへの大きな批判も目にしているからだ。

「突然、新しいスポンサーがやってくるとは思っていません。ですが、サプライズは大好きです」とモニーシャ・カルテンボーンは述べた。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム