F1 アメリカGP 決勝:ドライバーコメント
2012 FORMULA 1 UNITED STATES GRAND PRIX
1位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「とても誇らしいし、物凄く嬉しい。インラップで叫び過ぎてあまり声が出ないんだ。かっこ悪いよね! レース中にレッドブル2台をオーバーテイクできたのは最高だった。今日はバックマーカーが重要な役割を果たしたし、やっと僕に有利に働いてくれた。これまでトラフィックを抜けるときにボロが出てしまっていたけど、今日はやっと僕に有利になった。セブ(・ベッテル)はバックマーカーで遅れていたときにチャンスを掴まなければならないとわかった。だから、エンジンの回転数を最大限あげて、狂ったようにプッシュした。バックストレートでアウトサイドに行ったけど、セブがドアを閉めたので、インサイドに動いたら、彼が近づいてきた。僕はとてもラッキーだった。とても接近していた。今日のセブと僕の違い? 僕の方が多くを望んでいたと思う。それに尽きるね!。2007年の前回のアメリカGPで優勝しているので、戻って来て、また優勝して、しかもこのように素晴らしい観客の前で勝てたことは、とても特別な気持ちだ。モナコ、シルバーストン、モントリオール、スパ、モンツァなど、独特のグランプリはいくつかある。今はこのサーキットもそのリストに加えることができるね。すでに世界で最高のレーストラックのひとつだ。トップ3に入るかもしれない。好調のうちにシーズンを終えるのは素晴らしい感覚だ。同じレベルのパフォーマンスで来週のブラジルに臨みたいね。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスでの最後の2レースで優勝したいね」
2位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「チームが3年連続でコンストラクターズ・チャンピオンに輝いたことについては本当に嬉しい。今年は大変な年だったけれども、チームは本当に良く頑張ってくれた。最高のチームなので、チャンピオンシップ優勝は当然だと思う。もちろん、マークも僕もずっとプッシュしてきた。今日、マークがフィニッシュできなかったのは残念だった。とても良いレースで、僕たちも全力を尽くしたが、残念ながらタイミング悪く渋滞に遭遇してルイスとの差が狭まってしまった。彼はこのチャンスを上手く利用した。僕はイン側を守ろうとしたけれども、彼の方がストレートのスピードが速かったんだ。このポジションには納得しているよ。ルイスは正々堂々と戦って僕らに勝った。今日はスピードがあることを証明することができた。次のレースも全力で戦う」
3位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「とりわけ難しい週末の最後に予想外の表彰台だった。僕たちにはレッドブルやマクラーレンに対抗できるペースはなかったし、ベッテルに対して3ポイントしか失わなかったのは素晴らしいプレゼントだ。もっと悪くなる可能性はあったけど、今は最後まで可能性を持ってブラジルのサンパウロに向かえる。理論的にチャンスはそれほど大きくないし、25%くらいかもしれないけど、心の底ではそれ以上に感じている。インテルラゴスでは何が起こるかわからないし、信頼性がどれくらい重要かが再びわかったよね? 雨になる可能性があるし、ウェットでのレースはとてもリスキーだけど、僕たちに失うものがないのは確かだ。もちろん、ドライで普通のレースになれば、レッドブルが全員の前にいて、僕たちは3〜4列目になることは想像できるので、未知の要因があればあるほど、僕たちにとっては好都合だ。フェリペのギアボックス交換に関する決定? チームの決定を誇りに思う。特にそれが正しかったことが証明されたからね。このような環境で誰もが同じことを言えるとは思わない...スタートはとても良かったし、1コーナーもうまくいった。実際、シーズン後半、僕たちは最初の数100メートルで多くの順位を上げている。そのあとも表彰台を獲得するためのペースは十分にあったけど、上位と2人と戦うペースはなかった。ピットストップは完璧ではなかったし、今シーズンで初めてかもしれない。次の日曜日は完璧なピットストップを目指す。実際は全部のレースで目指しているけどね! フェリペは週末ずっと素晴らしかったし、3つの予選セッションの全てで僕よりも速かった。僕たちは非常に強いライバルに直面しているので、インテルラゴスでも彼に今回のような良い状態を必要としている。勝ちたいなら、チームとして団結する必要がある!」
4位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「僕にとって、今回の結果は優勝のようなものだ。シーズンのベストレースなのは間違いない。今は11番手からスタートしたことに満足していると言えるよ! 今朝、5グリッド降格だと伝えられたときは、喜ばしいことだったとは言えないけど、チームとチームメイトを助けるためにそれを受け入れた。多くのドライバーが同じことをするとは思わないけど、僕は正直な人間だし、常にチームのために出来る限りのことをしていきたい。スタートで3つ順位を上げることができたけど、そのあと膨らんでしまい、いくつか失ってしまった。その後は力強いペースがあったし、トラックの様々なポイントでうまく仕掛けることができた。同時に2台捕えることさえできた。今日は最善を尽くせたと思う。ベッテルやハミルトンと戦えたとは思わない。このトラックを走るのは本当に楽しかった。素晴らしいファンがいるし、雰囲気もとてもいい。大好きなサーキットだとは言えないかもしれないけど、好きなサーキットのひとつだ。これから僕のホームレース、インテルラゴスに向かう。表彰台や優勝でシーズンを終えられたら素晴らしいだろう。確かなことは、チームが目標を達成することを助けるためにやれることは全てやるということだ。今日はフェルナンドの前でフィニッシュできたかもしれないけど、チャンピオンシップの状況はよくわかっているし、僕のキャリアを通してやってきたように、フェラーリのために正しいことをしている」
5位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「レーストラックの汚れた側からスタートするのはとても大変だった。1周目の終わりには15位になっていた。だから、5位は僕たちにできた最高の結果かもしれない。今日の午後はとても楽しかったし、最後まで多くの良いバトルができた。たくさんのアクションとたくさんのオーバーテイクがあった。そのほとんどがとてもクリーンだったので、見てる人にもよかった。でも、もちろん、5位は望んでいた結果ではなかった。でも、クルマは本当によく機能していたし、グリッド順位が良ければ、優勝争いができたはずだ。それでも、ルイスとボーダフォン・マクラーレン・メルセデスチーム全員におめでとうと言いたい。大勢のとても熱心なアメリカのファンの前でレースができて素晴らしかった。彼らは本当に楽しんでいるように見えた。ここに到着するまでは、良いショーになるだろうとわかっていたし、その通りになったと思う。最後までアクションとサスペンスがあったし、それはまさに素晴らしいスポーツのスペクタクルに必要なことだ。ついにアメリカがF1を受け入れてくれたことを本当に願っている」
6位 キミ・ライコネン (ロータス)
「オーケーだったけど、僕たちにとってあまり楽な一日ではなかった。スタートが悪かったし、そのあと2コーナーでフォース・インディアと接触して、いくつか順位を失った。クルマは大丈夫だったし、他を何台か追い抜くことができた。残念ながら、曇ったときにタイヤが冷えすぎて働くなくなり、ジェンソンに抜かれてしまった。基本的にタイヤをウインドウに入れられるか次第のレースだった。僕はまだチャンピオンシップ3位だし、最後までこのポジションを維持するために全力を尽くしていく」
7位 ロマン・グロージャン (ロータス)
「悪いレースではなかったけど、7周目にスピンしてしまったのは悔しかった。スタートは良かったし、1周目もうまくいった。レースも良かった。かなりうまくリカバーして7位でフィニッシュできたし、最後にキミと戦うことができたのはポジティブな兆候だ。全力でプッシュしたし、チームのために多くのポイントをもたらせたので満足している」
8位 ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「またタフなレースだったけど、たくさんの良いバトルができて、再び4ポイントを獲得できたので、とても満足している。クルマから最大限を絞り出せたと思うし、結果には満足すべきだと思う。最初の数周はとても力強そうだったけど、10周目からタイヤが駄目になっていった。ハードタイヤに交換してそれほど競争力がなかったので、ポイント圏内に留まるために懸命にプッシュした。最後の数周はウィリアムズの二人から大きなプレッシャーを受けていたし、彼らはセクター1でとても速かったので簡単ではなかった。彼らにはDRSのアドバンテージがあったし、抑え続けるのは簡単ではなかった。かなりの戦いだったけど、なんとか前に留まることができた」
9位 パストール・マルドナド (ウィリアムズ)
「今日のレースを終え、チームのため、ベネズエラのファンのため、そして自分自身のために満足している。ここがF1にとって最高のレース会場のひとつになっていくことを願っている。1周目に膨らんでしまい、ずっと順位を争わなければならなくなってしまったけど、良いレースができて楽しかったし、僕たちはコンペティティブだった。序盤に多くの順位を失ってしまったけど、うまくリカバーすることができた。最終ラップではヒュルケンベルグと戦っていたけど、順位を得るには時間が足りなかった。ブラジルでの最終戦を楽しみにしているし、そこで再び戦う準備はできている」
10位 ブルーノ・セナ (ウィリアムズ)
「残念ながら、グリッドの汚れた側でのスタートによってレースの序盤が損なわれてしまったし、1コーナーの進入はかなり厄介だった。でも、僕たちには良いペースがあったし、必要なときにオーバーテイクすることができた。残念ながら、ヒュルケンベルグの後ろでピットから出てしまったし、フラストレーションが溜まった。彼は毎周ターン11の立ち上がりで速くてオーバーテイクすることができなかったし、タイヤにダメージを負って、パストールにまとめて捕えられてしまった。パストールが来ていたのはわかっていたし、チームのためにポイントが必要だったのでドアを閉めるつもりはなかった。全体的にかなり難しいレースだったけど、2台でのポイント獲得を目指していたので良かった」
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