ロータスF1チーム トニー・フェルナンデス
2010年のF1参戦が決定したロータスのチーム代表トニー・フェルナンデスが、ロータスの名前を復活させることになった経緯、そしてチームの将来について語った。

トニー、コーリン・チャップマンとジム・クラークの名前は、あなたにとってどのような意味がありますか?
素晴らしい伝統だ。私は、彼らの名前を聞いて育ち、コーリン・チャップマンがまとめあげたクルマでトラックを走るジム・クラークを見て成長した。多くの伝統と誇りを呼び起こすものだ。

マレーシアの会社が英国レースの伝統を復活させようとしています。どのようにして、それは起こったのですか?
私は、エアアジアでウィリアムズをスポンサーすることによってF1に関与した。私はマレーシアがここ5年間でF1に築き上げた多くの財産をみた。そして、プロトンとロータスをみつけた。それは私にとって理想的な結婚に思えた。他の人にとって、これは奇妙で難しく聞こえるかもしれない。しかし、そのブランドが初公開されるとき、伝統が守られていることが分かると思う。私はグッドウッドの日曜日にクライブ・チャップマン、ハゼル・チャップマンと素晴らしい話し合い、実際に彼らからマシンを手に入れた。アイルトン・セナがロータスで最後にレースに勝ったクルマだ。我々はその伝統を応えなければならないと感じている。そして、いつの日か再びロータスの市販車部門のマネジメントにおいて、フェラーリにおけるフェラーリ車とフェラーリF1チームと同じようなスタイルになれることを期待しいている。それは大変な仕事に聞こえるが、少なくともそのような計画とヴィジョンがある。そして、そこには夢がある。

どのようなことを達成したいですか?
我々が行おうとしていることには2つの側面がある。まず第一に我々が示したいことは、ロータスとプロトンのクルマが世界クラスになり得るということだ。ロータスを甦えらせて、彼らが世界でトップクルマとたたかることを示し、マレーシアで造られるプロトンのクルマが、素晴らしいテクノロジーと素晴らしいエンジニアリングであることを示すことだ。私の立場は、そのソフトウェアを提供することだ。マレーシアがF1に関わってきた年月において、国外からきた少数のエンジニアしかおらず、マレーシア人ドライバーや経営者は多くない。私はその発展の手助けがしたいし、マレーシアが高いビル建設以上のものを提供できることを示したい。マレーシアの人間が、F1の水準を持ち込めると考えている。多くのイノベーション、優れた考え、そして子供たちに彼らが世界で張り合えることを示したい。今、マレーシアGPに行けば、我々の人間がフェラーリのシャツを着ている。いつか、私は彼らがマレーシアのものを着ているのが見たい。

最近世界的なプレーヤーのいくつかが撤退しているのをみると、F1レースを通してロータスとプロトンという2つの自動車会社をプロモートすることは、お金のかかる行為のように思えますが・・・
確かにお金のかかることだ。しかし、優れたことにはお金がかかる。私は2台の飛行機で航空会社をスタートしたが、それを82台まで増やしており、いまや素晴らしいブランドになった。私が言っているのは、物事を得るために対価を払うということだ。F1は多くの観客にリーチするし、多くの大衆の興味を誘う。それを作り出せるスポーツイベントは多くない。肝心なことは、得るものに対して対価を支払うということだ。成功すれば、報酬は投資の50倍以上になるだろう。我々が成功できるかという疑問。それは我々全員が心に決めていることだ。私は25万ドルで航空会社を始めたとき、誰もが「彼は気が狂っている」と言った。だから、私はその種の観念には慣れている。我々は優れた行程を持っていると思うし、今後ゆっくりと自分自身を鍛え上げていくつもりだ。

F1チームを持つというアイデアを真剣に考えたのはいつですか?
最初に申請したライトスピードと呼ばれるF3チームが、シルバーストンの直前にアプローチしてきた。そこから急速に進展した。

あなたは最初の数ヶ月はチームを運営するが、そのあとは経験のあるチーム代表に手渡すと言いました。心に決めている人はいますか?
いいや、まだだ。私はフレームワーク、ブランドを確立させ、我々が届けると言ったことを確実に届けると言った。しかし、長い目でみれば、それはフルタイムの専門家によって管理されるべきだ。私の仕事はエアアジアを運営することだ。私は魅力的な役割のためにここにいるのではない。私は私の母国そして、人々がそれができることを示したい。我々には今バーレーンとの間にギャップがあるし、それは私が監督するつもりだ。私は、我々が4カ月で成し遂げたことに非常に誇りを持っている。我々にはさらに4カ月が与えられているし、最終的には私から引き継ぐ誰かを見つけられるだろう。

あなたはF1で非常に有名な顔であるマイク・ガスコインとチームを組んでいます。どのように働いているのですか?
ライトスピードはマイクと協力していて、我々はシルバーストンで急速に関係しはじめた。私は彼のスタイルと正直なところが好きだ。彼は驚くほど懸命に働いているし、彼は非常に情熱的だ。彼はマレーシア人と交わるには非常に良いと思う。素晴らしい人間を見つけたと思っている。

グリッドにマシンを持ち込むには予算が重要な問題です。ロータスの予算はどれくらいあるのですか?
グリッドにマシンを並べるのに2,000万〜3,000万ユーロのコストがかかると見積もっている。それは株主によって出資された資金を予定している。チームの運営コストには、5,500万ユーロくらいかかると見積もっている。それが予算の下限となる。しかし、私は、ビジェイが示したように、予算ではなく、正しい人々とクマートであることが全てだと人々に話している。この予算はスポンサーシップによって入ってくるし、もちろん、現在、関連したいというマレーシアのスポンサーはたくさんいる。資金は集められるだろう。

ドライバーは、チームが成功を収めるのに重要な要素です。すでに当てはありますか?
今、それを始めているところだ。グリッドにスロットがなければ、ドライバーについては考えても意味はない。でも、計画とエンジンがある今、我々はドライバーについて考えることができる。理想は経験のあるドライバーとルーキーだ。しかし、すぐに発表できる名前はない。

重要な問題ですが、現時点でファクトリーはクルマはどれくらい進んでいますか?
クルマは風洞テストをしているところだし、急速にスケールアップしている。物理的に12月後半にはクルマを準備しなければならない。エンジンはコスワースだ。我々は、他のみんなのように1月にテストをする準備をしている。スロットを得る前にクルマを製造し始めるのは大きなギャンブルだった。グリッドが与えられなければ、非常に高価で、非常に素晴らしいコンピューターグラフィクの画像は終わっていただろう。しかし、人生はギャンブルだ。人生では避けられない一打がある。それらを手に入れるか、リスクを恐れて永遠に待つかだ。私はチャンスに賭けることに決めた。そして、リスクは成果を挙げた。バーニーやマックス(モズレー)が我々の熱意を見たことで、そのリスクが成果を挙げたのかもしれないし、違った状況になっていたかもしれない。彼らはヨーローパ外にチームを持つべきだという理想があったのかもしれないね。

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カテゴリー: F1 / ケータハム