マノー
フォース・インディアの副チーム代表ボブ・ファーンリーは、マノーがF1グリッドに復活することは望んでいたが、その方法には不満を抱えたままだ。

フォース・インディアは、先月パリで開催されたF1ストラテジーグループの会議で、マノー・マルシャが2014年F1マシンを走らせることに反対票を投じた。

昨年マルシャは、コンストラクターズ選手権を9位で終えており、マルシャ・マノーは3000万ポンド(約54億7800万円)の賞金を得られる。

しかし、マノーがグリッドに戻らなければ、その賞金は残りのチームで分配されることになり、フォース・インディアはそれを望んでいたとの推測を生んだ。

だが、ボブ・ファーンリーは、フォース・インディアが反対票を投じたのは、賞金のためではなく、安全面への懸念と、マノーが提示した計画のクオリティによるものだと述べた。

「彼らの成功を祈っている」とボブ・ファーンリーはコメント。

「お金は無関係だ。例え、そのお金が分配されたとしても、問題においては小さな絆創膏にすぎない。それは我々が投票した理由とは無関係だ」

「一番は、マノーが基本的に、チームに安全面を譲歩するように依頼していたことだ」

「2014年と2015年の間のレギュレーションの変更は、全体的に安全面がベースだ。それがどうしたことか、『技術的に安全ではないクルマを持ち込みたい。私のために譲歩したもらえますか』と言っている」

「2つ目のことは、チーム側は我々が支えとなると言ってるが、信用できるプレゼンテーションが必要だということだ。チームの背後にいるのは誰で、それがどのように持続可能かを言うことだ」

「そして、どれくらい長くその譲歩を望んでいるのか? 2戦なのか、それとも4〜6戦なのか? シーズン全体というわけにはいかない。その場合、我々全員が2014年マシンを走らせるだろうからね」

「情報のたったひとつのピースも示されなかった。それが理由で却下された」

マノーは、完全に新しい設計のマシンを投入するまで、2015年マシンの基準を満たすための改良を施した2014年マシンで参戦する。ボブ・ファーンリーは、マノーの最初の提案についての問題を“深刻な問題”だと表現した。

「我々はF1のプロセスとガバナンスをリスペクトしなければならない。なぜなら、我々全員がそれを保護するためにそこにいるからだ」

「安全性は妥協することはできない。もし、妥協するのであれば、それをするための正当な理由がなければならない」

マノー・マルシャは、OVOエナジー創設者のスティーブン・フィッツパトリックが復帰を支える投資家であり、元セインズベリーズの元代表ジャスティン・キングが暫定のチーム代表に就任することを発表している。

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カテゴリー: F1 / フォース・インディア / マノー