ウィリアムズ KERS
ウィリアムズのフランク・ウィリアムズ代表は、F1の環境イメージのためにもKERSの再導入が不可欠であり、KERSは環境グループやプレスの批判からF1を保護するものだと考えている。

KERSは今年のレギュレーションにも残されているが、F1チームはコスト面で2010年にKERSを使用しないことで合意した。

KERSの復活は先週のマレーシアGPで議論されており、フランク・ウィリアムズはKERSを非常に気に入っていると語った。

「我々がこれまで受けてきたF1にあまり協力的ではプレスメンバーの注目を避けるためにも、私はF1にはトーテム(象徴)が必要だと常に考えている」

「トーテムという言葉を使っているが、一般的な言葉で説明するためだ。KERSはエミッションコントロールとパワーを節約するために非常に重要なことなので、かなり違った言葉だ」

テストでは大半のチームがKERSを評価していたが、シーズンの大部分でKERSを使用したのはマクラーレンとフェラーリだけであり、BMWとルノーは彼らのシステムを断念し、他チームはKERSなしで走行することを選択した。そして、ブラウンGPとレッドブルはKERSを必要とせずにチャンピオンシップを争った。

「3チームがKERSを搭載し、他の7チームが搭載しなかった場合、KERSを搭載しない方がレースに勝つチャンスがあった。だが、現在システムは良くなっている。搭載しないのは大きなハンディキャップだ」

「強制的にするかまったくないかにするべきだと思う」

ウィリアムズは、多くのチームが採用したバッテリー式KERSではなく、フライホイール式KERSを試した唯一のチームだった。

しかし、ウィリアムズは給油が禁止になった現在では、フライホイール式KERSは非現実的であると語る。

「フライホイールは場所をとるし、ドライバーの後ろにしか置けないので、独自のKERSをつかうことはできない」とフランク・ウィリアムズは説明する。

「2年前の3倍の燃料タンクサイズなので、そこにKERSを置きたいと考えれば、ロンドンバスより長くなってしまう・・・どこか他で使うつもりだ」

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング