FIA 世界耐久選手権 レベルオン・レーシング
レベリオン・レーシングは、FIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスに復帰することを正式発表。ポルシェのワークスドライバーであるアンドレ・ロッテラー、ニール・ジャニを加えた強力布陣で2018/19年のスーパーシーズンに挑む。

スイスの強豪チームであるレベリオン・レーシングは、シリーズがFIA 世界耐久選手権となった2012年からプライベーターとしてLMP1クラスに参戦し、2016年まで5年連続でクラスチャンピオンを獲得してきた。

今シーズンはLMP2クラスに参戦してタイトルを獲得。1年のLMP2での成功を経て、再びLMP1クラスへ挑戦することになった。

2018/19シーズンを戦うマシンについては、3月のジュネーブモーターショーで発表される。またコンストラクターについては言及されていないが、2014~16年にチームのR-Oneを製造し、今年のLMP2でシャシーを供給したオレカとの関係を継続するとみられている。

レベリオン・レーシングは、LMP1クラスへの復帰とともに来シーズンを戦うドライバー体制を発表。今シーズンを戦ったブルーノ・セナ、マティアス・ベシェに加え、ポルシェLMP1チームからアンドレ・ロッテラーとニール・ジャニ、シルナテックのグスタボ・メネゼス、ジャッキー・チェンDCのトーマス・ローランが加入することが発表された。

現時点では、2台のクルマでどのようなドライバーラインナップが敷かれるかは発表されていない。

今年、レベリオンとともにLMP2チャンピオンを獲得したブルーノ・セナは「2018-19 FIA WEC スーパーシーズンでレベリオン・レーシングとLMP1にいられることをとても嬉しく思う」とコメント。

「ルールの多くの変更にとって大きなチャレンジになるだろうけど、僕たちにはその挑戦に対処するためのドライバー、質の高いチームがいる。ル・マンで勝つために懸命にプッシュしていくつもりだ!」

チームとLMP1デビューを果たすことになったグスタボ・メネゼスは「レベリオン・レーシング、特にカリム・バハドラとアレクサンドル・ペシの信頼に感謝している。僕は昨年、レベリオン・タイムピーシーズのアンバサダーを務めていたけど、今、チームの公式ドライバーになった」とコメント。

「チーム・シグナテックと素晴らしい時間を過ごし、これからまたアドベンチャーが始める。僕は23歳だし、トップカテゴリーに移行する。素晴らしいチャンスだし、信じられない経験になるだろう」

ポルシェに移籍する以前、2010年から2013年までレベリオン・レーシングに加入していたニール・ジャニは「9年前にい耐久キャリアをスタートさせた場所に戻ることを楽しみにしている」とコメント。

「レベリオン・レーシングは僕のキャリアで大きな役割を果たしたし、ポルシェのファクトリードライバーになる手助けにもなった。ポルシェがLMP1から撤退したとき、レベリオンでまたレースをしたいと思った。新しいレギュレーションによって、少しの運があれば、ル・マンの総合表彰台に到達できると思うし、WECのスーパーシーズンで勝利を手にすることさえできるかもしれない」

3度のル・マン・ウィナーであるアンドレ・ロッテラーは「チャンピオンチームのレベリオンに加入できてとても嬉しい」とコメント。

「LMP1プロジェクトは非常にエキサイティングだし、ル・マン24時間とWECのチャレンジへの挑戦は僕が逃したくないものだ。モチベーションは高いし、素晴らしい人々と素晴らしい時間を過ごすことを楽しみにしている!」

ポルシェとの契約を継続するアンドレ・ロッテラーとニール・ジャニは、2017/18シーズンのフォーミュラEに参戦しているが、2018年のWECの5戦はフォーミュラEと日程は衝突していない。

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カテゴリー: F1 / WEC (FIA世界耐久選手権)