FIA 世界耐久選手権 フェルナンド・アロンソ トヨタ自動車 富士スピードウェイ
FIA 世界耐久選手権(WEC)の責任者であるジェラール・ヌブーは、今期の富士6時間レースを1週間前倒しにするという決定を擁護。同シリーズにはフェルナンド・アロンソを欠場させる余裕はないと述べた。

フェルナンド・アロンソは2018/19“スーパーシーズン”にトヨタから参戦が決定。F1アメリカGPと日程が重なっていた富士6時間レースが10月14日(日)に日程が変更されたことで、WEC全ラウンドに出場することが可能となった。

だが、この変更により、WECの多くのレギュラードライバーが参戦を予定していたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の最終戦プチ・ル・マンと日程が重なることになった。

フォードGTのドライバーを務めるオリヴィエ・プラは、WECの決定は、プチ・ル・マンと日程が重なることで影響を受けるドライバーのための“配慮と敬意が欠けている”と批判している。

だが、ジェラール・ヌブーは、他の競技者よりもフェルナンド・アロンソとトヨタを優先させることがチャンピオンシップに興味をもたらすためにも重要だったと説明した。

「このような決断を下せば、満足する人と不満な人々が出てくるのはわかっている」とジェラール・ヌブーと Autosport にコメント。

「我々はチャンピオンシップへの関心を守りたかった。それが我々が第一に考慮しなければならないことだ」

「パドックにトヨタのためにレースをするアロンソのようなドライバーがいるのに、我々が彼なしで我々が日本にいくと言うことは想像できるだろうか?」

「フェルナンドはワールドチャンピオンを争うことを望んでおり、彼は1レースを欠場することはできない」

「論理的な決定だった。日本にアロンソがいないというのは問題外だった」

ジェラール・ヌブーは、IMSAには事前に富士6時間レースの日程が変更する可能性を事前に高地しており、IMSA側はWECの根拠を“完全に理解している”と付け加えた。

「彼らはデイトナ24時間レースでアロンソが走っているし、バドックにアロンソのようなドライバーがいることによる付加価値を十分に尊重している」

ジェラール・ヌブーは、IMSAがプチ・ル・マンの日程を変更することを期待していると述べたが、IMSAの広報はそれを除外している。

「WECは今年のプチ・ル・マンの日程を変更するようIMSAに依頼してきました。IMSAはその要求を慎重に検討しました。テレビ放送、同じ週末に行われるIMSAの年末の祝宴、競技者とメニュファクチャラーのすでに物流を手配していることなどのいくつかのよう要因により、イベントを移動することはあまりに多くのハードルがあると判断しましたしたがって、ロードアトランタでの2018年のプチ・ル・マンは10月10日~13日に予定通り開催されます」

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カテゴリー: F1 / WEC (FIA世界耐久選手権)