F1見聞録：セバスチャン・ベッテルに見たシューマッハ並みのプロ意識
マリオ・タイセンは、2007年のF1カナダGPで大クラッシュを喫したロバート・クビサの代役として、F1アメリカGPでセバスチャン・ベッテルをBMWザウバーからF1デビューさせた。8位入賞を果たしたベッテルは当時のF1史上最年少入賞記録を樹立している。
その後、セバスチャン・ベッテルはレッドブルのジュニアチームであるトロロッソのドライバーに抜擢されたため、BMWザウバーで走ったのはそれが唯一のレースとなったが、マリオ・タイセンはBMWのプログラムのなかでベッテルの資質を深く理解したと語る。
「当時の彼は若かったが、非常に成熟していた。彼はプロフェッショナリズムと集中力という点で他の人より明らかに優れていた」とマリオ・タイセンは Starting Grid に語った。
「彼は自分自身を準備した。他のスポーツでも彼のフィットネスプログラムは他の誰よりも優れていた。彼は他に何も興味がなかった。彼は彼の心と魂をそれに注いでいた。本当に印象的だった」
マリオ・タイセンは、セバスチャン・ベッテルと以前ほど緊密な関係を築いているわけではないが、ベッテルの性格が長年に大きく変化しているとは考えていないと語る。
マリオ・タイセンは、セバスチャン・ベッテルのプロ意識と準備のための細部へのこだわりは、ミハエル・シューマッハを思い出させたと語る。
「今は昔ほど彼と親しいわけではない。だが、人の性格は変わりらない。彼が人々にアプローチするプロフェッショナリズムも変わっていないと確信している」
「彼はミハエルシューマッハの以前に世代を見たものの多くを持っている」
マリオ・タイセンは、セバスチャン・ベッテルがジュニアレースの開始前に早起きし、テストをする際には常にノートにメモを取っていたと語る。
「ぞのため、次にトラックを走る際には、彼は自分がしなければならないことを正確に知っていた」
カテゴリー： F1 / セバスチャン・ベッテル / BMW / ミハエル・シューマッハ
