マックス・フェルスタッペン “リカルドの3番”にF1カーナンバー変更を検討

2022年以降、4年連続王者として“1番”を使用してきたフェルスタッペンだが、今季タイトルが厳しくなったことで、来季から再び個人番号に戻る見通しとなっている。
現行ルールでは、2014年以降、ドライバーはキャリアを通じて使用する希望ナンバーを選ぶことができる。フェルスタッペンは「33」を選んでいたが、2026年に向けて意外な“別のナンバー”の希望を明かした。
お気に入りは「3番」──ただし許可が必要
フェルスタッペンは、ラスベガスでオランダメディアに対し「お気に入りは3番」と語り、2026年のカーナンバー変更を検討していることを明かした。
「冬の間に考えるつもりだけど、僕のお気に入りは3番だ。実際に可能なのか確認しないといけない」
「3番」は元レッドブルのチームメイト、ダニエル・リカルドが使用していた番号だが、F1の番号ルールでは「2シーズンF1に参戦しなかったドライバーの番号が再び解放される」と規定されている。リカルドの最終レース出走は2024年シンガポールGPで、まだ期限は切れていない。
そのため、フェルスタッペンが「3」を使うにはFIAの特別許可が必要となる。
ただし、リカルド本人はすでにモータースポーツからの引退を表明しており、復帰の可能性は実質的に消えている。これがフェルスタッペンの希望を後押しする可能性がある。

「69も好きだった」フェルスタッペンが明かす“ナンバートーク”
フェルスタッペンはインタビューで、別の興味深い番号候補も語っている。
「本当は69番が欲しかった。でも父に『それはやめておけ』と言われた」
「69はどの角度から見ても同じだから、写真やマーケティングにはすごく良い。キャップにしてもどう被っても“69”のままだ。マーケティングツールとしては完璧だよ」
さらに、他の“推し番号”についても言及した。
「27も好きだけど、あれはニコ(ヒュルケンベルグ)が使っている。2と7を並べた形も好きだ。3が一番のお気に入りだけど、クールな番号はいくつかある」
F1委員会でも“ナンバー変更ルール緩和”を議題に
FIAは最新のF1委員会で、永久番号の変更に関するレギュレーション議論が行われたことを明かしている。
「2014年に導入されたドライバーの永久番号制度について、キャリア中に番号変更を認める提案が議論された。導入に向けて合意が得られた」
この制度変更はレッドブル側の提案によるものと報じられており、フェルスタッペンのゼッケン変更を事実上後押しする動きと言える。
来季、フェルスタッペンが「33」に戻るのか、FIAの承認を得て「3」を新たに選ぶのか──2026年に向けて、注目が集まる。
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