F1王者マックス・フェルスタッペン ニュルブルクリンクでGT3デビュー正式決定
4度のF1ワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンが、今週末ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)のノルドシュライフェ戦でGT3レースデビューを果たすことが正式に確認された。

フェルスタッペンはエミール・フレイのフェラーリ296をクリス・ルルハムとシェアし、土曜日の4時間レースに参戦する。

これは、フェルスタッペンがNLSで特別ライセンス取得のために制限仕様のポルシェ・ケイマンGT4で走行してからわずか2週間後のことだ。このライセンスにより、彼は“グリーンヘル”でGT3に参戦することが可能となった。

ライセンスを手にしたフェルスタッペンは、初めて総合優勝を狙える立場となり、GT4参戦以来予想されていた動きが現実のものとなった。

「GT3のレースをするのも僕の情熱だ。待ちきれない」と先週末のアゼルバイジャンGPで優勝した27歳のフェルスタッペンは語った。

「僕はF1以外でもレースに情熱を注いでいる。ノルドシュライフェの1周ごとに違う体験があるんだ」

「雰囲気もすごく良いし、多くの耐久レースファンがいる。僕にとってF1以外のカテゴリーでレースをすることは趣味だ。最終的な夢はニュルブルクリンク24時間レースに参加することだ」

「ノルドシュライフェは僕が走りたいサーキットのトップに位置している。途方もなく長く、タイトで歴史的なレイアウトを持つ非常にチャレンジングで要求の厳しいコースだからね」

マックス・フェルスタッペンマックス・フェルスタッペンはニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)でGT3カーを走らせるライセンスを正式に取得している。

一方、ルルハムにとってもGT競技でのデビューシーズンとなる。22歳の彼はシムレーシングからキャリアを始め、現在はVerstappen.com Racingの一員としてGTワールドチャレンジに参戦している。

このニュースは水曜日に発表された暫定エントリーリストの公開と同時に伝えられた。なお、フェルスタッペンにとって今回がノルドシュライフェでの初GT3ではない。今年5月には同サーキットでフェラーリ296をテストし、非公式ながらラップレコードを樹立したと伝えられている。

今回のレースがフェルスタッペンにとって今年最後のニュルブルクリンク出場となるかは不明だが、可能性はある。NLS 2025の最終戦は10月11日に開催される予定で、F1グランプリとは日程が重ならないためだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング