マックス・フェルスタッペン 2026年F1レギュレーションに「僕ならこんな風には書かない」
マックス・フェルスタッペンは、2026年のF1レギュレーション案に不満を抱いている最新のドライバーであり、「僕ならこんな風には書かない」と主張している。

FIA(国際自動車連盟)は先月、次世代F1マシンの開発指針を発表し、より軽量で小型なマシンへの移行を予告した。しかし、FIAの計画で、ラップタイムの大幅な短縮が謳われていることにドライバーやチームボスから懐疑的な反応を受けている。

ウィリアムズのチーム代表ジェームス・ボウルズは、現行のルールではF1とF2カーの差が「わずか数秒」になる可能性があると警告した。

これまで何度も不満を表明してきたマックス・フェルスタッペンは、変えたい要素があると主張しながらも、現在は中立的な立場を取っていることを認めた。

「まだこれ以上運転していないけど、良いイメージやすべてを得るためには、とにかく微調整が必要なことがまだたくさんある」とフェルスタッペンは語った。

「以前にも言ったように、今は多くの批判ができるような中間地点にいる。でも、実際に乗ってみると、それほど悪くないし、とても楽しいと感じるかもしれない」

「でも、当然ながらレギュレーションを見ると、僕ならこんな風には書かないだろう」

「でも、世界がどのように変化しているかはもちろん理解している。より多くのメーカーを誘致して参入してもらいたいと考えていた」

「だから、もしそれが進むべき道であるなら、僕たちはそこへ向かわなければならないと思う」

ルイス・ハミルトンは、計画されている30kgの軽量化で768kgになるのは不十分だと主張し、一方でフェルスタッペンは昨シーズンのマシンの扱いにくさを嘆いた。

2026年に予定されているレギュレーションによる最低重量制限では、マシンは2014年よりも70kg以上重くなるため、フェルスタッペンは懸念を強めている。

FIAが最終規則を決定する前に変更を望む点を一つ挙げるよう求められたフェルスタッペンは、「重量。総じて重量だね」と答えた。

「しかし、現時点で車がどのように作られているか考えると、それは現実的ではない。エンジン、安全性、サイズ全般の観点からね」

マックス・フェルスタッペン F1レギュレーション

フェルスタッペンは2026年のレギュレーションに懸念を抱いている。
現行のルールが成熟し、レッドブルの最近の圧倒的な強さが終わろうとしている今、レギュレーションが全面的に見直されることになる。

マクラーレンの両ドライバーはここ数週間、2024年にフィールドが接近していることから生まれた興奮は、リセットが到来すれば消えてしまうだろうと警告している。

しかし、エステバン・オコンは、今後のレギュレーションは特定の分野に制限を課し、技術革新を妨げるため、グリッドのタイト化が促進されると主張している。

だが、マックス・フェルスタッペンは、安定したレギュレーションの維持を検討すべきだとして、上位チームと下位チームの格差が拡大すると考える人たちの側に立った。

マシンが入れ替わったときにグリッドが分かれると思うかと聞かれると、彼はこう答えた。「当然そうなるだろう。正しい判断をする人もいるし、間違える人もいる。いつもそうだ。」
「初日に全員が集まり、全員がすべてうまくいっているとしたら、それはかなり面白いことになるだろう。でも、そうはならない」

「2年前の僕たちの車と今の車を見てほしい。かなり違う。新しい規制を導入すれば、同じことが起こるだろう。

「レギュレーションを見て何をすべきか正確に分かるわけではない。そういうわけにはいかない」

「確かに、新しい車、新しいレギュレーション、新しいエンジンでスタートすると、エンジン間にもかなり大きな違いが出てくる可能性がある。また物事の扉を開くことになるだろう」

「今後は、4、5年以内にすべてを完全に変えてしまうのではなく、どのようにして一つのレギュレーションを作ることができるかを検討する必要があると思う」

「F1の歴史上、このようなことはかつてなかったと思うし、実際に大いに役立つと思う」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / F1マシン / FIA(国際自動車連盟)