マックス・フェルスタッペン F1 レッドブル・レーシング
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、2017年F1シーズンを通して“人間として成長できた”と振り返る。

マックス・フェルスタッペンにとって2017年はホロ苦いシーズンとなった。前半戦は不運と悲惨な信頼性問題に見舞われ、リタイア率は50%を超えた。だが、後半戦は最終6戦で2勝、2度の2位表彰台と素晴らしい結果を残している。

今シーズンを振り返ったマックス・フェルスタッペンは、試練の経験ではあったが、厳しい時期が自分を成熟させることに役立ったと考えている。

「チャレンジングな瞬間に直面したことで人間として成長したのは確かだ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

「全体的にうまくいったい、僕たちは積極的に自分自身を仕切り直した。問題やリタイアによってチャレンジングな一年だったけど、そこから学ぶことができた」

F1アメリカGPでのマックス・フェルスタッペンのオーバーテイクは、今シーズンで大きな話題のひとつだった。最終ラップでキミ・ライコネンをオーバーテイクして、レースを3位でフィニッシュラインを通過したマックス・フェルスタッペンだったが、オーバーテイクの際にコース外に出てアドバンテージを得たとして表彰台に上る直前に5秒加算ペナルティを科せられて4位に降格した。

「もちろん、最初の反応は『なんで? 素晴らしい追い抜きだ』と思った。でも、ルールを見れば、正しくはなかった」

「でも、週末全員を通して何もなかった。ドライバーはコースオフしても罰せられていなかった。でも、ポジティブなことに集中する必要がある。素晴らしいレースだったし、最終ラップまでの興奮をみんなが楽しんでいた」

「表彰台に上がるのはいつだって嬉しいけど、それでも16番手からスタートして4位でフィニッシュするのは素晴らしい結果だ。多くの人が思うほど痛手ではなかった。最終的に僕は納得したしね」

「実際、今年はあまり多くのオーバーテイクはできなかった。このクルマはストレートでしかオーバーテイクできない。去年と比較してあまり満足できない部分だね」

第15戦F1マレーシアGPで自身2勝目を挙げたレースは、メルセデスのルイス・ハミルトンに12秒差をつける圧倒的な勝利だった。F1メキシコGPでも、オープニングラップでルイス・ハミルトンとフェラーリのセバスチャン・ベッテルを攻略して圧勝している。

「いい気分ではあったけど、正直、勝つために戦っている限りは、相手が誰かは問題ではない。特に特別な気分はなかった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

2018年シーズンにむけて、リラックスした時間を過ごしたいとマックス・フェルスタッペンは語る。

「2~3週間くらいは全てを和らげるつもりだ。レースや他の義務のことはあまり考えずにダラダラしたり、自分のことをやりたい。数日スキーをしたり、家族や友達との時間を過ごすつもりだ」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング