動画 | トロロッソ ファクトリー紹介
トロロッソのチーム代表フランツ・トストが、チームのファクトリーを紹介した。
トロロッソの本拠地にあたるファクトリーはイタリアのボローニャから南東約70キロに位置するファエンツァにある。以前はここにイタリアのレーシングチーム、ミナルディが本拠地を構えていた。
トロロッソは、規模拡大に伴ってその施設を増強し、同時にイギリスのシルバーストンに程近いビスターに2つ目の拠点を設立している。フランツ・トストは、F1マシンの製造過程について、次のように説明する。
「はじめに、空力に関する全てのリサーチがCFD部門で行われます。空気力学を担当するエンジニアがマシン周りの気流を計算し、過去に製造したパーツになんらかのアドバンテージがあることが分かれば、すべてのデータをビスターにいるエンジニアに送ります」とフランツ・トストはコメント。
「風洞が配置されているビスターには、約100人のエンジニアが在籍しています。ここでは実車の約50%の大きさのモデルを使っての実験が実施できるんです。製造されたパーツは、まず風洞でのテストに回されます。そこでパフォーマンスの向上、さらにCFD部門で収集したデータとの相関性が確認できれば、実車サイズのパーツをデザインしていきます。これはファエンツァで行うことができます」
「パーツのデザインが終了すれば、いよいよ製造作業に入ります。機械生産の約25%、カーボン生産の90%が我々のファクトリーで行われています。パーツがサプライヤー、もしくはトロロッソのファクトリーから上がってきたら、品質検査室でパーツの耐久性と強度をチェックした上で、完成したパーツを組み上げていきます」
CFD部門はトロロッソの2つの拠点にまたがっているが、風洞でのテストが終わってからは、ファエンツァに拠点を構えるデザインオフィスが実車サイズのパーツデザインを担当している。
「エンジニアやデザイナーは、それぞれの目的別にグループ分けがされています。エンジニアはパフォーマンス解析部門、レースエンジニア部門。デザイナーはボディワーク担当部門、サスペンション部門、ギアボックスと油圧を担当する部門、システム部門といったかたちで分かれています。かなりの人数ですが、我々より規模の大きいチームではもっと多くのメンバーが働いています」
「ファエンツァとビスターでは常時、ビデオ画像によって互いの風景がシェアされています。お互いに、今なにをしているのかがいつでも分かるようになっているわけです」
カテゴリー: F1 / トロロッソ / F1動画
トロロッソの本拠地にあたるファクトリーはイタリアのボローニャから南東約70キロに位置するファエンツァにある。以前はここにイタリアのレーシングチーム、ミナルディが本拠地を構えていた。
トロロッソは、規模拡大に伴ってその施設を増強し、同時にイギリスのシルバーストンに程近いビスターに2つ目の拠点を設立している。フランツ・トストは、F1マシンの製造過程について、次のように説明する。
「はじめに、空力に関する全てのリサーチがCFD部門で行われます。空気力学を担当するエンジニアがマシン周りの気流を計算し、過去に製造したパーツになんらかのアドバンテージがあることが分かれば、すべてのデータをビスターにいるエンジニアに送ります」とフランツ・トストはコメント。
「風洞が配置されているビスターには、約100人のエンジニアが在籍しています。ここでは実車の約50%の大きさのモデルを使っての実験が実施できるんです。製造されたパーツは、まず風洞でのテストに回されます。そこでパフォーマンスの向上、さらにCFD部門で収集したデータとの相関性が確認できれば、実車サイズのパーツをデザインしていきます。これはファエンツァで行うことができます」
「パーツのデザインが終了すれば、いよいよ製造作業に入ります。機械生産の約25%、カーボン生産の90%が我々のファクトリーで行われています。パーツがサプライヤー、もしくはトロロッソのファクトリーから上がってきたら、品質検査室でパーツの耐久性と強度をチェックした上で、完成したパーツを組み上げていきます」
CFD部門はトロロッソの2つの拠点にまたがっているが、風洞でのテストが終わってからは、ファエンツァに拠点を構えるデザインオフィスが実車サイズのパーツデザインを担当している。
「エンジニアやデザイナーは、それぞれの目的別にグループ分けがされています。エンジニアはパフォーマンス解析部門、レースエンジニア部門。デザイナーはボディワーク担当部門、サスペンション部門、ギアボックスと油圧を担当する部門、システム部門といったかたちで分かれています。かなりの人数ですが、我々より規模の大きいチームではもっと多くのメンバーが働いています」
「ファエンツァとビスターでは常時、ビデオ画像によって互いの風景がシェアされています。お互いに、今なにをしているのかがいつでも分かるようになっているわけです」
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