SUPER GT 第2戦 富士 決勝
2017年 SUPER GT 第2戦「FUJI GT 500km RACE」の決勝レースが富士スピードウェイで行なわれた。GT500クラスはポールポジションからスタートしたNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)が完勝。レクサスがホームコースの富士で2013年以来となる勝利となった。GT300クラスはNo.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一/坪井翔)が優勝。RC F GT3の初勝利と、GT500クラスと共にレクサスがアベック勝利となった。

第2戦「FUJI 500km RACE」は、レース時間が3時間を超えるというシリーズで2番目に長いレース。このためドライバー交代を伴うピットストップ2回が義務付けられている。

波乱の多かった開幕戦とは打って変わって、長丁場ながら1度もセーフティカーも出ることがなく、しかも両クラス併せてリタイアは1台という非常にクリーンなレースとなった。

前日の予選でGT500最多ポールポジションの記録を22に伸ばした立川祐路は、このポール・トゥ・ウインでGT500通算最多勝タイとなる18勝を挙げる。富士スピードウェイはトヨタの系列企業で、レクサス/トヨタのチームとってはホームコースだが、2013年の第6戦に立川祐路/平手晃平(ZENT CERUMO SC430)が勝って以来、勝利に見放されていた。今回、新型LC500を開発したレクサス勢にとっては、この富士での勝利が今年の大目標であった。また“富士マイスター”とここでの最多を誇る立川にとっても面目躍如の1勝となった。

2位には前戦岡山に続きNo.6 WAKO'S 4CR LC500が、3位には予選7位から追い上げたNo.37 KeePer TOM'S LC500(ニック・キャシディから平川、最後はキャシディ)が入り、2戦連続でLC500勢が表彰台を独占した。日産GT-Rの最上位は4位のNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(クインタレッリから松田次生、最後はクインタレッリ)、NSX-GTの最上位は6位のNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本から伊沢、最後は山本)となった。

GT300はグッドスマイル初音ミクAMGが好スタートでレースをリードするが、左フロントがパンクして入賞圏内から脱落。優勝はNo.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一/坪井翔)今年デビューした新型レクサスRC F GT3。初参戦の坪井にとっての嬉しい初優勝となった。2位はNo.11 GINER TANAX AMG GT3、3番手はNo.33 D'station Porscheが続いた。

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カテゴリー: F1 / SUPER GT