F1フランスGP フリー走行1:ボッタス首位でメルセデスが復調の兆し
2021年 F1世界選手権 第7戦 F1フランスGPのフリー走行1回目が6月18日(金)にポール・リカール・サーキットで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップタイムを記録した。
舞台となるポール・リカール(ル・キャステレ)は、非常によく考えて設計されたサーキットレイアウトであり、また、パワーユニットのパワーが必要なサーキットでもある。大規模な改修工事を経て、温暖な冬の気候と複数のレイアウトを設定できる自由度の高さからF1以外のカテゴリーのテスト地として高い人気を誇っている。
現地時間11時30分の気温25.6度、路面温度38.5度、ドライコンディションで60分のセッションはスタート。開始早々、ミック・シューマッハ(ハース)がコースオフしてイエローフラッグ。また、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がコース脇の黄色いソーセージ縁石でフロントウイングとバージボードをはそうさせるという序盤。ウィリアムズは、ジョージ・ラッセルに代わり、ロイ・ニッサニーが走行を担当している。
ヨーロッパ3連戦の皮切りとなるグランプリであり、テストで使用されているというサーキットということもあり、レッドブル・ホンダなどは開始時にはフロービズを塗ってフロント周りの開発をテストした。ピレリは、C2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)という中間のコンパウンドが配分しており、序盤は多くのドライバーがハードを装着し、30分になるころからソフトへと交換して走行を進めた。
30分が経過した時点でバルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップ。ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレスの順で上位2チームが並んだ。
ランオフが広いポール・リカールにはコース外に特徴的な青と赤の摩耗の異なる塗装がなされており、赤まではみ出るとタイヤはよりダメージを負う。スピンを喫したカルロス・サインツ(フェラーリ)はスピンを喫して早速ソフトタイヤを1セット駄目にしている。
フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはメルセデスF1のバルテリ・ボッタス(1分33秒448)。2番手には0.335秒差でチームメイトのルイス・ハミルトンが続いた。過去2戦の市街地サーキットではセッティングに苦しんで速さが影を潜めていたメルセデスF1だが、前評判通り、通常のサーキットとなるポール・リカールでは優れたイニシャルセッティングをみせた。
3番手には0.432秒差でマックス・フェルスタッペン、4番手には0.746秒差でセルジオ・ペレスとレッドブル・ホンダF1の2台が続いた。当然ながら、まだセッティングを煮詰めている段階であり、イニシャルセットアップとしてはそこまで問題はなさそうなタイムだ。
5番手には地元フランスでアルピーヌF1との契約を更新したばかりのエステバン・オコン。チームメイトのフェルナンド・アロンソも7番手につけている。
アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーが8番手、角田裕毅が10番手とホンダF1の全4台がトップ10入りを果たした。
一方、市街地コースで速さを見せていたフェラーリはやや低調な出だし。シャルル・ルクレールは11案手、カルロス・サインツは16番手で1回目のセッションを終えた。
F1フランスGPのフリー走行2回目は、この後22時(現地時間15時)から行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1フランスGP
舞台となるポール・リカール(ル・キャステレ)は、非常によく考えて設計されたサーキットレイアウトであり、また、パワーユニットのパワーが必要なサーキットでもある。大規模な改修工事を経て、温暖な冬の気候と複数のレイアウトを設定できる自由度の高さからF1以外のカテゴリーのテスト地として高い人気を誇っている。
現地時間11時30分の気温25.6度、路面温度38.5度、ドライコンディションで60分のセッションはスタート。開始早々、ミック・シューマッハ(ハース)がコースオフしてイエローフラッグ。また、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がコース脇の黄色いソーセージ縁石でフロントウイングとバージボードをはそうさせるという序盤。ウィリアムズは、ジョージ・ラッセルに代わり、ロイ・ニッサニーが走行を担当している。
ヨーロッパ3連戦の皮切りとなるグランプリであり、テストで使用されているというサーキットということもあり、レッドブル・ホンダなどは開始時にはフロービズを塗ってフロント周りの開発をテストした。ピレリは、C2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)という中間のコンパウンドが配分しており、序盤は多くのドライバーがハードを装着し、30分になるころからソフトへと交換して走行を進めた。
30分が経過した時点でバルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップ。ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレスの順で上位2チームが並んだ。
ランオフが広いポール・リカールにはコース外に特徴的な青と赤の摩耗の異なる塗装がなされており、赤まではみ出るとタイヤはよりダメージを負う。スピンを喫したカルロス・サインツ(フェラーリ)はスピンを喫して早速ソフトタイヤを1セット駄目にしている。
フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはメルセデスF1のバルテリ・ボッタス(1分33秒448)。2番手には0.335秒差でチームメイトのルイス・ハミルトンが続いた。過去2戦の市街地サーキットではセッティングに苦しんで速さが影を潜めていたメルセデスF1だが、前評判通り、通常のサーキットとなるポール・リカールでは優れたイニシャルセッティングをみせた。
3番手には0.432秒差でマックス・フェルスタッペン、4番手には0.746秒差でセルジオ・ペレスとレッドブル・ホンダF1の2台が続いた。当然ながら、まだセッティングを煮詰めている段階であり、イニシャルセットアップとしてはそこまで問題はなさそうなタイムだ。
5番手には地元フランスでアルピーヌF1との契約を更新したばかりのエステバン・オコン。チームメイトのフェルナンド・アロンソも7番手につけている。
アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーが8番手、角田裕毅が10番手とホンダF1の全4台がトップ10入りを果たした。
一方、市街地コースで速さを見せていたフェラーリはやや低調な出だし。シャルル・ルクレールは11案手、カルロス・サインツは16番手で1回目のセッションを終えた。
F1フランスGPのフリー走行2回目は、この後22時(現地時間15時)から行われる。
2021年 第7戦 F1フランスGP フリー走行1回目 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | ベストタイム | GAP | 周回 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分33秒448 | 24 | |
2 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分33秒783 | 0.335 | 21 |
3 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分33秒880 | 0.432 | 23 |
4 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル・ホンダ | 1分34秒193 | 0.745 | 25 |
5 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1分34秒329 | 0.881 | 25 |
6 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1分34秒644 | 1.196 | 24 |
7 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1分34秒693 | 1.245 | 21 |
8 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分34秒699 | 1.251 | 20 |
9 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分34秒707 | 1.259 | 21 |
10 | 26 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | 1分34秒847 | 1.399 | 22 |
11 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分34秒950 | 1.502 | 24 |
12 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分35秒116 | 1.668 | 23 |
13 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1分35秒135 | 1.687 | 20 |
14 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分35秒275 | 1.827 | 23 |
15 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1分35秒289 | 1.841 | 16 |
16 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分35秒342 | 1.894 | 24 |
17 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分35秒612 | 2.164 | 22 |
18 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース | 1分35秒651 | 3.203 | 24 |
19 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1分37秒329 | 3.881 | 14 |
20 | 45 | ロイ・ニッサニー | ウィリアムズ | 1分37秒881 | 4.433 | 16 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1フランスGP