レッドブルF1 問題開発のために3週間のギャップで「夜遅くまで作業が続く」
レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2024年F1マシンの問題を解決するために、チームが秋休み中に「深夜」まで作業を行うことを約束した。

先週末のシンガポールGPでは、マックス・フェルスタッペンがレッドブルの週末前の予想を上回り、RB20で2位を獲得した一方、セルジオ・ペレスは10位と苦戦した。

レッドブルの競争力を妨げてきた度重なるバランス問題が続く中、フェルスタッペンはマクラーレン勢に割って入り、3レースぶりの表彰台を獲得した。

ペレスはバクーで競争力を発揮し、カルロス・サインツとの接触事故が起こるまでは表彰台を狙える位置につけていた。一方、フェルスタッペンはシンガポールでレッドブルの損失を最小限に抑えた。

しかし、マクラーレンがコンストラクターズ選手権で現在41ポイントリードしていることから、ホーナーはレッドブルが3週間のギャップで容赦なく時間を費やすだろうと強調した。

「我々は開発の糸口をつかみ、マシンの問題点の一部を理解したと思う」とホーナーはメディアに語った。

「それらに対処し始めていると思う。バクーでは良かったし、ここでも良かった。だから、そう、ミルトンキーンズでは夜遅くまで作業が続くことになるだろう」

ホーナーは、レッドブルにはマクラーレンのマージンを覆すだけの力があると確信しているが、その上昇傾向が従来のサーキットでも同じように反映されるかどうかについては慎重な見方をしている。

「そう願いたいね」と、ホーナーは、レッドブルの最近の改善がサーキット・オブ・ジ・アメリカズのような伝統的なレーストラックでも維持されるかどうかについて尋ねられた際に答えた。

「つまり、マクラーレンは現在、ベンチマークとなるマシンだ。我々はまだ追いつくべきところがあるが、それを成し遂げるだけの人材と能力がある」

レッドブル・レーシングレッドブルの変更は、シンガポールでマックス・フェルスタッペンを2位に導いた。

レッドブルはRB20の「方向性」を再発見した
ホーナーは、レッドブルがアゼルバイジャンで導入したフロアの改良が、RB20に対するドライバーの信頼を回復させるための第一歩としてポジティブな効果をもたらしたと考えている。

「ドライバーたちが違いを感じているのは良いことだと思う。方向性が見えてきたし、もちろん、それによってここから先、マシンをどのように開発していくかが開けてくる」とホーナーは語った。

レッドブルはオースティンでのシーズン再開後にさらなるアップグレードを投入する予定だが、ホーナーは新しいパーツを投入する前にデータを十分に検討する必要があると認めている。

「まだ最終決定ではないだろう」と今後の開発の可能性についてホーナーは語った。

「これらのイベントから多くの情報が得られ、それがオースティンでのマシンの状態に影響を与えるだろう」

「だから、この2つのレースから多くの有益な情報を得たが、それらはオースティンのような高速コーナーとはまったく異なるコースだ」

「ブラジルはまた別物だ。だから、どれだけ調整できるかが興味深い」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング