レッドブルF1、メルセデスからの人材加入は「エンジン部門の本気度の証」
レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1エンジンプロジェクトを強化するためのメルセデスからの最新の引き抜きは、その野心についての明確な「意思表示」だと語る。

F1チームへの大規模な投資の一貫して、レッドブルは2026年の次世代のF1レギュレーションに向けて独自のF1パワーユニットを設計および製造することに大きくコミットしている。

新しいレッドブル・パワートレインズ部門はすでに稼働しており、チームはポルシェとのパートナーシップの可能性に先立って計画を推進するために、メルセデスから著名な人物を集めている。

これには、メルセデスで20年間勤務した後、2017年からメルセデスF1のエンジン部門であるハイパフォーマンスパワートレインの機械工学の責任者を務めていた新しいテクニカルディレクターのベン・ホジキンソンが含まれていた。

また、最近では、2008年にマクラーレンでルイス・ハミルトンの最初のF1ワールドチャンピオンを獲得した際のレースエンジニアとしておそらく最もよく知られているフィル・プリューと契約した。

ブリックスワースにあるメルセデスのF1パワーユニット部門のチーフエンジニアだったフィル・プリューは、マクラーレンでの20年以上の任務を含め、F1で長い期間を過ごしてきた。

さらに、最近メルセデスF1から引き抜いたのは、フィル・プリューだけにとどまらず、、熱流体シミュレーション チームのリーダーであるナイジェル・マッキンリーもレッドブルに移籍することが予想されている。

人材獲得、特にフィル・プリューとの契約について、レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、チームのF1エンジンに対する野心は、仲間として加わった才能によって非常に明確であると語った。

「フィルがチームに加わることを嬉しく思う」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「彼には驚異的な実績があり、メルセデスの最近の成功の重要な要素となっている」

「これは、我々がパワーユニットでどこに行きたいかという意思表示の1つだ。我々はビジネスの中で大きな力と深みを集めたと思う。それが実際に一緒になって実現するのを見るのは素晴らしいことだ」

「フィルは、我々がすでに集めた非常に才能のある人々のグループに追加される、最近の数少ない重要な契約の1人だ」

レッドブルはF1でポルシェとの契約に近づいているが、パートナーシップはFIA(国際自動車連盟)が2026年のF1エンジンレギュレーションを最終決定するまで正式に確認されない。これは、夏休みのある時点で行われると予想されている。

クリスチャン・ホーナーは、レッドブルのF1パワートレイン部門の方向性は、2026年に何が起ころうとも、可能な限り最高のエンジンを提供しようとすることに単純に集中していると語った。

「将来のために最高の人材を募集しているだけだ」とクリスチャン・ホーナーは付け加えた。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング