レッドブルF1、ルノーのエンジン開発責任者を引き抜きとの噂
アルピーヌF1は、エンジン部門の責任者を務めてきたレミ・タフィンがチームを去ったことを確認。すでにレッドブルF1のエンジン部門であるレッドブル・パワートレインズへの加入が噂されている。

1999年にルノーに加入したレミ・タフィンは、フェルナンド・アロンソのレースエンジンアとして2005年と2006年にダブルタイトルを2連覇した黄金期を経験した後、2011年にはルノー・スポールF1のカスタマーのエンジンパフォーマンスに責任者に就任。

レミ・レッドブルF1は、タイトルを4連覇した2010年から2013年にルノーのF1エンジンを搭載しており、この期間にレミ・タフィンは、レッドブルF1のタイトル獲得に貢献している。

いくつかの役職を経て、2016年にエンジンテクニカルディレクターには就任。ヴィリー=シャティヨンサイトで開発されているパワーユニットの全体的な責任を引き受けた。

しかし、20年以上にわたる長期的な関係は今や終わりを迎えた。ロイター通信によると、アルピーヌF1チームのスポークスマンは、レミ・タフィンが7月初旬に相互合意によって去ったことを確認した。

レミ・タフィンは5月のF1ポルトガルGP以来グランプリに参加していなかったことが知られていたが、アルピーヌF1は離脱について沈黙を貫いていた。現在、ルノーはアルピーヌF1の名前でF1に参戦しているが、ワークスチームが単独で搭載するエンジンに関してはルノーの名前を残している。
そして、レミ・タフィンのルノー離脱は、すでにレッドブルF1のエンジン部門であるレッドブル・パワートレインズと結び付けられている。

だが、レッドブルF1によって引き抜かれたライバルチームのメンバーはレミ・タフィンだけではない。

ホンダが2021年の終わりにF1から撤退した後、エンジン開発を引き継ぐために新しいレッドブル・パワートレインズを編成するのに忙しいレッドブルF1は、すでに数人のメルセデスの人員に引き抜いている。

これまでのメルセデスF1から引き抜きで最も注目を集めているのは、レッドブル・パワートレインズの最初のテクニカルディレクターとなるベン・ホジキンソン。レッドブルF1は、スティーブ・ブルーエット、オミッド・モスタギミ、ピップ・クロード、アントン・メイヨー、スティーブ・ブローディーと他にメルセデスF1から5名の引き抜きを発表している。

レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、今年5月にレッドブルF1にさらに人材が加入してくると述べていた。

「我々にとって、キャンパス内の現場にエンジンを持ち込み、それをシャシ^と完全に統合することは非常に魅力的だと思う」とクリスチャン・ホーナーは語った。

「これまでのアプローチの量に非常に満足している。もちろん、我々は白紙の状態から始めており、適切な人を適切な位置に配置することが重要だ」

「年末にホンダが出発するときに受け継ぐ才能に加えて、素晴らしい才能を引き付けることにかなりの成功を収めてきたのは明らかだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ルノーF1チーム