レッドブルF1、タイの創業一家からの“アルボン続投に圧力の噂”を否定
レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツは、2021年にアレクサンダー・アルボンをレッドブル・レーシングに留まらせるようにタイの創業一家から圧力がかかっていたとの噂を“捏造”だと否定した。

アレクサンダー・アルボンは2020年シーズン序盤からチームメイトのマックス・フェルスタッペンのパフォーマンスに匹敵することができず、すでに中盤からシート喪失が噂され始めた。

しかし、昨年ピエール・ガスリーをあっさりと降格させたレッドブルは最終戦までアレクサンダー・アルボンにチャンスを与えた。最終的にレッドブルは2021年にアルボンに代えてセルジオ・ペレスを起用することを決定したが、アルボンが自分の価値を証明するために長い機会を与えられたのはレッドブルの大株主であるタイの創業一家からの圧力があったのではないかと疑問視されていた。

だが、ディートリッヒ・マテシッツはその理論を否定。タイの投資家がアレクサンダー・アルボンを起用するように圧力をかけたことは“決して”なかったとし、アルボンの将来は“パフォーマンスのみに基づいている”と語った。

「それらのビジネスパートナーが、レッドブルに圧力をかけたことは一度もない」とディートリッヒ・マテシッツ Speedweek は語った。

「それらは単に多くの人々の捏造だ」

セルジオ・ペレスを起用した理由についてディートリッヒ・マテシッツは「来年は2人の強力なドライバーが必要だ」とコメント。

「ペレスはパフォーマンスの面で最高のドライバーの一人だが、我々のようなマシンでチャンスを得らことはなかった。彼はこのチャンスに値した」

「我々の目標は、2番目のコックピットを可能な限りベストなドライバーで埋めることだった。パフォーマンスだけに基づいて、より多くのポイントを獲得することができるドライバーでね」

セルジオ・ペレスのメキシコのスポンサーがレッドブルF1の決定に重きを置いているかどうかを尋ねられたディートリッヒ・マテシッツは「彼に誰がついているのかさえ知らない。それは違いを生まなかった」と語った。

「彼がスポンサーを連れてくるのであれば歓迎だ。コックピットのための持参金ではないが、チームにとってはボーナスだ」

ディートリッヒ・マテシッツは、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスのペアが2021年のタイトルを争うことができると信じているが、上位勢でチーム間のより緊密な戦いを予見している。

「来年はもっと厳しくなるだろう。全員が拮抗してきている」とディートリッヒ・マテシッツは語った。

「我々はメルセデスに近づいていますが、マクラーレン、アストンマーティンも私たちに近づいている」

「メルセデスの後の競争は非常に激しい。そしてアルファタウリを忘れないでほし。ガスリーはセンセーショナルなドライビングでシーズンを過ごし、今では非常に自信を持っている。ダニールクビアトも素晴らしいレースをしたが、残念ながら彼は一貫性に欠けていた」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / アレクサンダー・アルボン