レッドブル・ホンダF1 「フェルスタッペンのタイトル獲得は諦めていない」
マックス・フェルスタッペンが、F1 70周年記念GPで予想外の優勝を果たした後、ヘルムート・マルコは2020年のF1ワールドチャンピオン争いについての発言に勢いを取り戻した。
しかし、1週間後のF1スペインGPではルイス・ハミルトンが圧倒的な強さで優勝。それでも、ヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンを史上最年少F1ワールドチャンピオンにすることは可能だと考えている。
ヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンにタイトルを獲らせるという目標が現実的だと考える理由として2つの理由を挙げた。
「まずスペインで我々のパフォーマンスが低かったので現実だ。金曜日は非常に良く、ロングランはメルセデスと同等のレベルだった。しかし、レースでは、タイヤの種類に関係なく、リアタイヤのオーバヒートによってスピードを落とさなければならなかった。マックスとアレックスの両方がその影響を受けた」と SpeedWeek に語った。
「さらに、マシンのパーティーモードの禁止がまもなく施行される。これは予選に影響するだけでなく、ピットストップの前後のインラップとアウトラップ、そして、オーバーテイクにも影響する」
「シャーシに関しては、メルセデスと比較してまだいくつかの不利な点がある。風洞データがコース上のデータと正確に一致していないため、我々のマシンはあまり予測できないものとなっている。我々はそこに懸命に取り組んでおり、新しいパーツをベルギーに持ち込む。それはマシンの安定性を向上させるはずだ」
また、ヘルムート・マルコは、今シーズンここまでのメルセデス、特にルイス・ハミルトンは非常に幸運だったと考えている。そして、その運も尽きるはずだと予想する。
「まだシーズンを折り返してさえいない。メルセデスの運が終わるときが来ることだろう。たとえば、イギリスでパンクしたタイヤでレースに勝ったハミルトンのことを考えてみてほしい。彼は別のマシンから外れたカーボンファイバーの上を運転したが、損傷はなかった。それは常にうまくいくとは限らない」
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