レッドブル F1ハンガリーGP 結果
レッドブルは、F1ハンガリーGPの決勝レースで、マーク・ウェバーが3位、セバスチャン・ベッテルはリタイアだった。

2番手からハードタイヤでスタートしたセバスチャン・ベッテルは、スタートで出遅れ、さらに1コーナーでキミ・ライコネンと接触。結局、その接触が原因でサスペンションを痛めてしまい、リタイアを余儀なくされた。

3番手からソフトタイヤでスタートしたマーク・ウェバーは、1回目のピットストップでキミ・ライコネンの先行を許してしまい、第2スティントでハードタイヤを選択したことも災いし、3位でフィニッシュ。

今回の結果で、マーク・ウェバーがポイントランキングで2位に浮上。ベッテルにとっては痛いリタイアとなった。

マーク・ウェバー (3位)
「金曜日の走行の様子ではもう少しスピードが出せると思っていたが、正直に言って、彼ら(マクラーレンとフェラーリ)が近づいてくるだろうとは思っていた。レッドブル・レーシングにとっては難しいサーキットで、前の2戦のようなアドバンテージがないことは分かっていたので、今日のリザルトを達成できてハッピーだ。ピットストップが少し違って、ミドルスティントで違うタイヤを選んでいたらキミ(ライコネン)とのファイトのチャンスもあったかもしれないが、自分で決めたことだったからね。ミドルスティントの長さが心配でタイヤの選択に悩んだ。総合的にはポジティブな要素が沢山あるレースだった ― チャンピオンシップ争いはまだ続いているし、どんなサーキットでもコンペティティブな戦いができることがわかった。まだ力を失っていないし、今日はポジティブな1日だったので、レッドブルとルノーは自信を持って良いと思う」

セバスチャン・ベッテル (リタイア)
「第1コーナーでキミ(ライコネン)との接触があった。ぼくはイン側にいてコースもクリアだったから加速したのだが、彼のクルマが横にずれたために接触した ― 彼がぼくに突っ込んできたんだ。良くあることだ。それで1回目のピットストップが混乱したが、ある時点で左前サスペンションが音を上げてリタイヤすることになった。今回は他のチームも迫ってくるとは思っていたが、スタートは踏み込むしかないからね。ぼくたちのクルマにも他のチームと同じようなボタンはついているが、押しても何も起きないんだよ。いつもは3、4台で突入する第1コーナーで5、6台が並んでしまうと、状況が異なる。今シーズンはまだ数レース残っているし、チャンピオンシップの戦いも続いているので、今後も全力を尽くしたい」

クリスチャン・ホーナー (レッドブル・チーム代表)
「今日はマークが良いドライビングで3位。残念ながら、ハード寄りのタイヤで第2スティントを長く取りすぎたようだ。マークのピットストップで小さな問題が発生したために、キミ(ライコネン)に抜かれてしまった。でも、今日のルイスには追いつけなかったと思う。しかし、マークのリザルトはドライバーズ・チャンピオンシップとコンストラクターズ・チャンピオンシップのどちらにとっても良かった。今日はセバスチャンは思う通りにレースが戦えなかった ― 不運にも1周目の衝突でサスペンションにダメージを負い、リタイヤに終わった。夏休みの前にコンストラクターズ・チャンピオンシップの差を縮めることができたので、次の4週間後のバレンシアのレースを楽しみにしている」

ファブリス・ロム (ルノー・プリンシパルエンジニア)
「難しいレースだった。2台ともスタートは良かったが、第1コーナーへ続く長いストレートでKERS搭載車が力を発揮し、残念ながらいくつかポジションを落としてしまった。セバスチャンにはアクシデントがあり、ダメージを負ったことが原因でリタイヤとなった。マークはタイヤが重要な役割を果たした充実したレースを戦った。3位フィニッシュでブラウンよりも多くポイントを獲得できたので、チームとしては良いリザルトだったが、セバスチャンにとっては残念な結果だった」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング