F1
アルファタウリ・ホンダのF1ドライバーを務めるピエール・ガスリーは、昨年のF1プレシーズンテストでレッドブル・ホンダで2回のクラッシュを喫したものの、2020年のテストへのアプローチは変えないと語る。

2019年のF1プレシーズンテストをレッドブル・ホンダのドライバーとして迎えたピエール・ガスリーが、2回目を“経験したなかでも最大のクラッシュのひとつ”と称する大クラッシュをしたことで、チームは新車のパーツが不足し、シーズンへ向けた準備に支障をきたすことになった。

ピエール・ガスリーは、最初の12レースで63ポイントを獲得したが、夏休み中にトロロッソ(現アルファタウリ)への降格と命じられ、代わりにアレクサンダー・アルボンがレッドブル・ホンダに昇格した。

2020年のF1プレシーズンテストのアプローチを変更するかと質問されたピエール・ガスリーは“キャリアでもっと多くのクラッシュを経験するだろう”と語り、“カート時代にはたくさんクラッシュしたけど、速く走ることをやめなかった」として次のように語った。

「昨年のシーズン中にはそれほど多くのクラッシュをすることはなかったし、ある意味、そのためのテストでもある。レース中よりもむしろテスト中にクラッシュしたい」

「だから、ノーだ。アプローチは変えない。もちろん、注意する必要がある。クラッシュを望んでいるわけではないし、すべてのテストをクリーンに終えたいという気持ちでテストに臨む」

「でも、1000bhp以上でF1カーを運転して、クレイジーなスピードで走るということは、常に常にリスクがあることを知っている」

「でも、ノーだ。もちろん、テストの目標はできるだけ多くのラップを走り込んで、マシンを開発することだということは知っている。可能な限りベストなテストを行うために全力を尽くするつもりだ」

ピエール・ガスリーは、冬季期間中にアメリカで“かなり激しいトレーニング”を積んだことにより、「前シーズンより肉体的にも精神的も準備ができている」と感じていると説明した。

2020年は、ピエール・ガスリーのシングルシーターキャリアのなかでも本格的に次年への継続を経験する初めてのシーズンとなる。

ピエール・ガスリーは、ジュニアカテゴリーでシーズンを終えるごとにほぼチームを切り替えており、2017年にトロロッソで5レースを経験して翌年にフル参戦したことが最も安定に近いシーズンだったと言える。

2020年の利点として“過去よりも少し安定している”こと挙げたピエール・ガスリーは「実際、1年以上同じ顔を見るのはシングルシーターでの最初の年以来初めてなので、素晴らしいフィーリングだ」とコメント。

彼がジュニアカテゴリーで完了したすべてのキャンペーンの終わりにチームを切り替えた後、ガスリーのトロロッソとの5レースのカメオは、翌年のチームとの最初のフルキャンペーンの前に、シーズン間で安定したことに最も近づきました。

「冬の間、新しい環境に適応したり、新​​しい関係を構築したりする必要はなかった。それは常に時間のかかることだ」

「自分の周りには同じ人がいる。自分をもっと良くするために必要なことに集中するドライバー、アスリートとして自分自身にだけ集中することができる」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / スクーデリア・アルファタウリ