メルセデス
フェルナンド・アロンソが2014年シーズンにメルセデスとフェラーリの間でルイス・ハミルトンを交換することが話し合われていたと語ったことに対し、メルセデスモータースポーツ責任者トト・ヴォルフは、実際にはほとんど検討もしていなかったと語った。

フェルナンド・アロンソは、自分とハミルトンを交換しようという話し合いがフェラーリとメルセデスの間で持たれていたと Cadena SER に語っていた。

しかし、トト・ヴォルフは「メディアで報じられていることには注意深くあるべきだ」と Mirror にコメント。

「そういう話もあるにはあったが、当時、我々はルイスと交渉を行っていた。私がフェルナンドに言ったのは、ルイスと交渉を行っている間は他の誰とも話をするつもりはないということだ。そして、我々はそれを頑なに守った」

真相はどうであれ、当時フェルナンド・アロンソがメルセデスへの移籍を希望していたことは事実のようだ。

現在、フェルナンド・アロンソとマクラーレン・ホンダとの契約が2017年までとなっているが、ルイス・ハミルトンのチームメートであるニコ・ロズベルグの現在の契約も2017年までだとされている。

2018年には、メルセデスでルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソというドライバーラインアップが復活する可能性がないわけではない。

今後、ニコ・ロズベルグとの契約延長交渉に臨むことになるトト・ヴォルフは「シーズンがどのように展開するか様子を見たいと思っている」と答えるにとどめた。

しかし、噂によれば、フェラーリとメルセデスがルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソを交換することを話し合っていたのは、ドライバー本人たちもメルセデスも、この2人をチームメートとして組ませることに対しては否定的だったためだと考えられている。

この件に関して質問を受されたルイス・ハミルトンは、自分はたとえフェルナンド・アロンソがチームメートになっても構わないと Sky に語った。

「僕は誰と争うことになっても構わない。今ここで手にしているものに満足している。僕たちはすでに同じクルマで一緒にレースをしたこともあるし、そこで結果も出ている。今さら証明すべきことなど何もない」

フェルナンド・アロンソは、2005年と2006年にルノーで2年連続でF1チャンピオンとなった後、2007年にマクラーレンへと移籍。その年にチームメートとしてF1デビューを果たしたのがルイス・ハミルトンだった。しかし、ルイス・ハミルトンはルーキーながらチャンピオンのアロンソと互角以上の戦いを展開。F1参戦初年度にタイトルをも獲得しそうな勢いだった。

結局、最終戦で逆転を許し、わずか1ポイント差でキミ・ライコネン(フェラーリ)にタイトルを奪われたものの、ルイス・ハミルトンはアロンソとは同ポイントながら上位入賞数の差でランキング2位となった。

フェルナンド・アロンソは、マクラーレンと複数年契約を結んでいたものの、チーム首脳陣との関係が悪化し、わずか1年でチームを離脱して再びルノーへと戻っている。

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1