マクラーレンF1代表、メルセデスの「レッドブルのコピー」発言に反論
マクラーレンのF1チーム代表アンドレア・ステラは、MCL60アップグレードがレッドブルの強力なRB19ボディワークに似ているというメルセデスの指摘に反論した。

イギリスGPの予選でランド・ノリスとオスカー・ピアストリはメルセデスとフェラーリを驚かせ、ランキングトップのマックス・フェルスタッペンに次ぐ2位と3位に入った。決勝でも、ノリスがルイス・ハミルトンを抑えて2位表彰台を獲得した。

ハミルトンもメルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフも、オーストリアGPでノリスにアップグレードされたMCL60が与えられて以来、マクラーレンのレッドブル風のサイドポッドについて言及しているが、ステラは「どのチームも他のチームからインスピレーションを得ている」とメディアに語った。

「チームには、金曜日に展示されたマシンの写真を見てIP(知的財産)を吸収しようとする機能が備わっている」


「つまり、他の車からインスピレーションを得ているということだが、インスピレーションを得るというのは、ジオメトリー(形状)をコピーするという意味ではなく、CFDやコンピューターシミュレーション、風洞でそれを導入し、ダウンフォースという点でマシンを光らせるということだ」

「通常、クルマはその時点までですでに最適化されているので、ダウンフォースは減少する」

「重要なのは、より速く、より長く開発できる可能性を秘めたコンセプトがあることを理解することだ。そのためには、適切な場所に適切な人材を配置する必要がある」

マクラーレンはシーズン序盤の苦境に対処するため、水面下でエンジニアリングチームの大改革を行っていた。

元レッドブルのエアロダイナミシストであるピーター・プロドロモウは現在、ウォーキングに本拠を置くマクラーレンの空力部門を率いており、ステラから称賛を浴びている。

「ここで一人の名前を挙げたい。ピーター・プロドロモウはマクラーレンの空力開発を率いており、コンセプトの方向性を示すだけでなく、空力グループ全体をまとめ、インスピレーションを与えるという点で素晴らしい仕事をしている」

「だから、ピーターには本当によくやってもらっている」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム