大阪観光局 F1誘致を正式表明 「死力を尽くせば実現できる」と溝畑理事長
大阪観光局は23日、大阪市内で記者会見を開き、F1誘致を正式に発表。会見で溝畑宏理事長は、観光やモータースポーツに詳しい有識者が参加する組織を立ち上げ、具体的な検討を進めると明らかにした。

今月、大阪がF1誘致を計画していることが明らかになった。2019年に万博の跡地の行動でF1を開催する話も持ち上がったが、採算が見通せないことや、F1用に公道を作り変える必要があるなどとして一昨年、大阪市は誘致を断念していた。

しかし、ここへきて、大阪へのF1誘致の構想が再浮上。「民設民営」を条件に大阪府の吉村洋文知事も協力する意向を示していた。

会見で溝畑宏理事長は「今後、F1誘致の可能性がある。チャレンジするということを意思表明し、これからいよいよ誘致に向けて動き出す」とコメント。

「様々な課題はございますが、十分にステップを踏めばクリアできると思っています」

その上で「ぜひ参加したいという国内外の企業がございます」とし、複数社による共同事業体での運営などを想定。

具体的な計画は今後、議論していくとし、時期にについては「万博開催年は無理」とした上で、「できるだけ早く。いつというのはこれからのことなので申し上げられない」と語った。

「10~20年後を見据えた長期的な計画が必要だ」とし、「民間で独立採算が可能な事業スキームをつくる」と強調。「死力を尽くせば絶対に実現する。やれると確信している」と私見を述べた。

また、公道で実施するのか、サーキットで開催するかとう課題についてはは「にらみの段階だ。最終的に絞っていきたい」と述べた。

溝畑宏は、かつてJリーグの大分トリニータを優勝に導いたが、その後、累積負債の責任をとって辞任している。



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カテゴリー: F1 / F1日本GP