F1 ホンダ
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1バルセロナテスト2の最終日の作業、そして、8日間にわたるF1プレシーズンテストを振り返った。

昨年はこの時期に雪に見舞われたバルセロナですが、今年は全ての日程で好天に恵まれた。

そのおかげもあり、テスト合計では、トロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンが500周、ダニール・クビアトが435周、チーム合計で935周を走行。

レッドブル・レーシングはマックス・フェルスタッペンが438周、ピエール・ガスリーが395周のラップを重ね、チームとしては833周を記録。ホンダのF1エンジン合計としては1,768周、約8,230kmを大きなトラブルなく走破した。

「バルセロナでの2019年ウインターテストは、PUとしては大きな問題はなく、両チームともに多くのマイレージを重ね、8日間を終了することができました。テスト2ではいくつかのトラブルがありましたが、シーズン開始前に問題を洗い出すこともテストの大切な目的だと思っています」と田辺豊治はコメント。

「スクーデリア・トロ・ロッソとは昨年1年間シーズンをともに戦うなかで経験してきたことを活かし、さらに互いの関係性を強いものにした状態でテストに臨みました。レッドブル・レーシングとは、マシンの開発のみでなく、レースオペレーションについても昨年から綿密に準備を進めてきた甲斐があり、テストをスムーズに遂行することができました」

「結果的に8日間を通して天候もよく、2チームともに走行を重ねられたため、多くのデータを得ることができました。ここからは開幕戦に向けて万全の状態で臨みたいと思います」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1