ルイス・ハミルトン、時計メーカー『ハミルトン』との商標裁判で敗訴 / メルセデスF1
ルイス・ハミルトンは、時計メーカーの『ハミルトン』との3年間の法廷闘争に敗れたと Daily Mail が報じている。

7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、自身の会社『44IP』を通じて、欧州全域での『ハミルトン』の商標を使用についてスイスの時計メーカーであるハミルトン・インターナショナルと法廷闘争を行っていた。

44IPは、時計や宝飾品などの商品に『ハミルトン』という商標登録しようとしていたが、ハミルトン・ウォッチによって異議を申し立てられていた。

そのため、44IPは、欧州連合商標規則における「悪意ある登録」として『ハミルトン』の商標の取消請求を行っていた。

だが、欧州裁判所は、1892年に設立された会社がルイス・ハミルトンが生きているよりもはるかに長い間『ハミルトン』という名前を使用してきたとし、44IP側を敗訴とした。

欧州連合知的財産庁(EUIPO)は「レーシングドライバーのルイス・ハミルトンの知的財産権に関する議論は失敗した」と述べた。

「争われた商標は『ルイス・ハミルトン』ではなく『ハミルトン』という1つの単語のみで構成されている。これは、英語圏の国ではかなり一般的な姓だ」

「第三者の権利を侵害する場合、商標として自分の名前を登録する生得の権利はない」

「取消申請人でさえ、争われた商標『ハミルトン』が1892年以来、すなわちルイス・ハミルトンが個人として生年月日より前に使用されていたことを明確に認めた」

「EUの商標所有者の側に悪意は見られない。実際、EUの商標所有者は、1892年以来、時計分野で重要な経済活動を示しまてきた」

ハミルトン・ウォッチは、1892年に米国で設立された後、スイスに移り、The SwatchGroupに買収された。

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1