フェラーリ会長 セルジオ・マルキオンネ
フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネは8日(日)、現職に就任してから初めてグランプリの現場を訪れた。

セルジオ・マルキオンネは、モントリオールで復活を遂げたフェラーリと新チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネが今季果たしてきた仕事は“非常に素晴らしい”ものだと称賛してした。

「中にはいろんなことを言う人たちもいるが、何も後悔はしていない」とセルジオ・マルキオンネはコメント。

この発言は、最近、前任のルカ・ディ・モンテゼモーロが発したコメントに対するものであることに間違いはないだろう。

ルカ・ディ・モンテゼモーロは、2015年を率いる新しい首脳陣は、これまでに既に行われてきた仕事のおかげで成功していると話していた。

「昨年10月の今季型マシンは準備できていなかったというのが現実だ」とセルジオ・マルキオンネはコメント。

「その後、信じられないくらい素晴らしい仕事がなされた。我々が成し遂げ、全レースで続けている進化はすでにほぼ奇跡の領域だ」

セルジオ・マルキオンネは“現在の規約によって課される制限”がなければ、優勢を誇るメルセデスに対してさらに前進していたかもしれないと話した。

おそらくこれは“エンジン凍結”を指している。だが、このルールは今のF1があまりに複雑過ぎることの一例に過ぎないとセルジオ・マルキオンエは語る。

F1の将来に向けた話し合いや、日曜日に行われたバーニー・エクレストンとの会合を受け、セルジオ・マルキオンネは「我々は事態をシンプルにしようと務めている」とコメント。

「このスポーツは進化しなければならない。最も重要なのは、より多くの観客を集めることであるが、このスポーツに関わる私たちでさえまったく理解できないルールになっている」

「残念なことに、我々がしてきたことは優勢の立場を守るために複雑なルールの城を築くことだった。それについてはフェラーリにも非がある」

最新のニュースでは、F1チーム代表らによって給油の復活は却下されたと報じられているが、セルジオ・マルキオンネは、給油の復活を前進するための一つとして給油の復活を挙げている。

セルジオ・マルキオンエは「我々は給油を支持している」とし、給油再導入への反対はミーティングで出された“一つの意見”に過ぎないと明かした。

「ストラテジーグループがどうするか見てみよう。結果をわからなくする変数が増えるのは良いことだと思う」

最後に、セルジオ・マルキオンネは、モンツァでのF1イタリアGP継続を希望していると語った。

「私としては、モンツァはなくてはならないものだ。だから、彼らに問題があるのなら、我々がバーニー(エクレストン)と話をしよう」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ