F1:2025年に燃費の大幅削減のために“アクティブ・エアロ”の導入を計画
F1は、2025年に導入するレギュレーションで燃料消費量と車両重量の大幅な削減を計画しており、パフォーマンスを損なわないために“アクティブ・エアロダイナミスク”の導入に目を向けている。

今年2月、F1は2025年に“パワフルでエモーショナル”な次世代F1パワーユニットを導入する意向を発表。声明には、環境の持続可能性と社会的および自動車的な関連性、完全に持続可能な燃料、パワフルでエモーショナルなパワーユニットの作成、大幅なコスト削減、新しいパワーユニットメーカーにとっての魅力という5つの主要な目標が記載されいる。

F1の最高技術責任者を務めるパット・シモンズは、2025年の目標に沿って、パフォーマンスを損なうことなく燃料消費量を3分の1を削減したいと考えている。

またF1マシンの車両重量の増加にも計画している。最小重量制限は過去8年間で17%以上増加し、今年は752kgに達した。これには、各F1マシンがレースで使用できる最大110kgの燃料は含まれていない。

パット・シモンズは、従来のガソリンよりも1キログラムあたりのエネルギーを多く生成する合成燃料を導入することで、2025年から燃料を75kg未満に減らすことができることを示していると語る。

「我々はF1で大衆向けに戦っている。マシンは非常に重い」とマット・シモンズは RaceFans に語った。

「予選ラップで7.5kgの燃料ではなく2kgの燃料を搭載することが重大なことだと言えるか? それは世界の終わりではない」

「しかし、エネルギー密度が半分しかないために100kgの燃料でレースを開始する場合、まだマシンは重い。だから、私はそこが重要だと思っている」

「このマシンで何をしたいのかを決めるときには、私はトップレベルの良い方向に向かうのであれば、マシンから同じパフォーマンスを望んでおり、使う燃料を3分の2にしたいと言った」

「同じスピード、ほぼ同じラップタイム、ほぼ同じ加速、ほぼ同じブレーキング能力、そして、ほぼ同じコーナリング能力にしたいと言った」

F1がどのように目標を達成するかについて、パット・シモンズは空力部門に目を向け、マシンのドラッグを減らすことが重要だと考えています。

「これらのマシンに非常に多くの燃料を使用している理由を理解するためにエンジニアである必要はないドラッグが高いからだ」とパット・シモンズは付け加えた。

「はるかに多くのハイブリッド化に移行しているという事実は別として、最初にやらなければならないことはドラッグを取り除くことだ」

「ドラッグを減らせる部分があるのは確かだ。しかし、そのドラッグの減少にはダウンフォースの減少が伴うため、コーナーをそれほど速く走ることはでない。したがって、それは実際にマシンにアクティブな空力を持たなければならないと言うことにつながる」

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カテゴリー: F1 / F1マシン