F1:ホンダF1を含む全チームのファクトリー閉鎖期間を35日に延長
F1は、ファクトリーのシャットダウン期間を21日から35日に延長することに合意した。これは全F1チームおよびパワーユニットメーカーに適用される。

F1チームは、新型コロナウイルスの危機に対処するために通常の8月のシャットダウン期間を3~4月に前倒しし、さらに期間を2週間から3週間に延長することに合意した。

しかし、当面のシーズン再開の目途は立っていないため、全F1チームはシャットダウン期間をさらに2週間延長することを承認。シャットダウン期間は5月まで継続される。

各F1チームとパワーユニットメーカーは、強制シャットダウンをいつ行うかを選択できるが、現状すべてのF1チームがすでに活動停止状態になっており、個々のシャットダウン期間が2週間延長されることになる。

「F1ストラテジーグループ、コミッション、およびすべてのチームによる満場一致の承認を受け、世界モータースポーツ評議会は、F1のシャットダウン期間を21日間から35日間に延長する決定を電子投票で承認した。3月、4月、または5月にすべての競技者およびパワーユニットメーカーに適用される」とFIA(国際自動車連盟)は声明で発表。

「COVID-19の進行中の世界的な影響に照らして、このトピックに関するさらなる議論は、FIA、F1、およびすべてのチームの間で開かれたままだ」

この決定は、月曜日(4月6日)にビデオ会議で開催された、F1上層部、F1チームの代表者、FIA会長のジャン・トッドによる最近の緊急会議後に行われた。

すでに2022年まで延期が決定しているF1技術規則の変更を2023年まで延期するという提案はすでに却下されている。F1チームは2021年から導入される予算上限の引き下げについて引き続き議論している。

マクラーレンのCEOであるザク・ブランンは、新型コロナウイルス危機によって最大4チームが廃業に追い込まれる可能性があることを恐れており、F1チームの予算上限を1シーズンあたり1億ドルに下げるよう呼びかけたが、妥協点はまだ見出されていない。

フェラーリとレッドブルは、予算上限の引き下げの主な反対者であると考えられている。小規模チームに部品を販売している大規模チームは、部品の研究開発にコストと時間をかけているため、部品を購入してそれ以外の開発に時間を充てているチームとは万能型のアプローチは機能しないという見解だ。

現在、2020年のF1シーズンは6月14日のF1カナダGPで開始する予定だが、新型コロナウイルスの危機を巡る旅行制限と現在の状況を考えると、その日付も延期になる可能性が高い。

F1nCEOを務めるチェイス・キャリーは、2020年に15~18戦を開催することを目指しており、安全にシーズンを開始したいと考えている。

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カテゴリー: F1 / F1マシン