F1チーム、3月29日までのファクトリー閉鎖で合意 / 新型コロナウイルス
F1チームは、2020年のF1世界選手権のカレンダーにより柔軟性をもたせるために3月29日までファクトリーを閉鎖することで合意したと Auto Motor und Sport が報じている。

開幕戦オーストラリアGPでは、マクラーレンのF1チームスタッフが新型コロナウイルスに感染。濃厚接触が疑われる14名のスタッフは、F1チーム代表のアンドレアス・ザイドルとともにメルボルンに残って検疫措置を続けている。

また、F1公式タイヤサプライヤーのピレリのスタッフに1名の新型コロナウイルスの感染者が出たことが確認されている。

これを受け、オーストラリアに入国したF1チームのスタッフは、自主的に14日間の検疫措置を実施している。また、新型コロナウイルスによる感染者と死者が増え続けているフェラーリは、F1ファクトリーを含めたマラネロとモデナの施設を3月27日まで閉鎖することを決定している。

Auto Motor und Sport は、F1チームは満場一致で3月29日まで誰もファクトリーには入らないことを決定し、チームメンバーを自宅検疫に置くことを決定したと報道。実際の作業は3月30日に再開される。これにより、2020年のF1マシンの開発に大幅な遅れは出るが、F1チームの開発拠点によって優劣が出てしまうことは防げることになる。

F1は、2020年のF1世界選手権の開幕4戦の延期を決定。スペイン、オランダ、モナコ、アゼルバイジャンも開催できるかは不透明であり、無期限の延期状態となっている。

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カテゴリー: F1 / F1マシン