F1ベルギーGP 金曜フリー走行:トップ10 ドライバーコメント
2020年のF1世界選手権 第7戦 F1ベルギーGPの金曜フリー走行でトップ10入りしたドライバーのコメント。

F1ベルギーGP フリー走行2回目のトップタイムを記録したのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンで1分43秒744をマーク。チームメイトのアレクサンダー・アルボンは0.390秒差の4番手につけた。

2番手は0.048秒差でルノーF1のダニエル・リカルド。しかし、パワーユニット関連の問題によって12周しか走行することができなかった。3番手は0.096秒差でメルセデスF1のルイス・ハミルトン。トップ3は0.1秒以内の僅差のセッションとなった。

1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「マシンのフィーリングはいいと感じている。まだ初日ではあるけど、僕らとしてはポジティブな金曜日になったし、全体的に上々だと思う。レーシングカーは、完璧な仕上がりというのはあり得ず、マシンの改善点やタイヤの扱いなど、常に上を目指すものなので、今夜はそれを見ていく。個人的な感想としては、メルセデスはまだマシンバランスにやや苦しんでいるようだったので、明日の彼らは強さを増してくると思う。また、ロングランでも速さを見せていたし、予選ではさらに速さを増すはずなので、ポール争いができるとは思っていない。ただ、明日彼らにもう少し近づくことができれば、レースに向けてはいい兆候になるはずだ。週末の間にコンディションが変化しそうだけど、今日はきちんとドライで走行できたことは大きく、いいベースができると思う。スパで完璧なダウンフォースレベルを見つけるのは簡単ではないし、みんなさまざまなことを試しているけど、僕たちはいい感じをつかむことができているので、明日はそれを確実なものにしていきたい」

2番手:ダニエル・リカルド(ルノー)
「ここ数ラウンドと同じように良いFP2だった。結果が重要になる明日もこの調子でいく必要がある。最後に問題が発生してしまったけど、今日は力強かった。金曜日にメカニカルな問題でリスクを冒しても仕方がないので、安全のためにマシンを止めた。軽い燃料での走行が良かった。ラップ中もいいは良かったし、マシンの調子は良い時はだいたい分かる。競争力があると思ったし、それがタイムシートに現れていたのにも驚かなかった。今日は良い一だったし、多くのことを理解することができた」

3番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「全体的に今日は良い一日だった。このトラックを走るのが大好きだ。本当に素晴らしい。幸い、今日はドライだったので、距離を稼いでマシンを理解する時間がたくさんあった。レッドブルと僕たちの差はとても小さい。今のところ、彼らの方が少し速いかもしれない。レーシング・ポイントも強そうに見える。彼らは僕らと同じくらいだし、ルノーのダニエルもそうだった。みんな本当に接戦なので、彼らが前進したのか、僕らが後退したのか、その理由を理解しなくてはならない。もちろん今夜は、データを深堀し、マシンをもう少し微調整するという仕事がある。でもエキサイティングな週末になりそうだ」

4番手:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「今日は希望の持てる一日で、序盤のラップからマシンの感触はよかった。コーナーでのバランスがよく、正しい方向性に進めているのでうれしい。昨年、このチームに加入して初めてのレースがここスパだったけど、そのときの経験がかなり役立っていて、何が必要で、何が不要かといったことを理解してこのレースウイークに入ることができた。まだフリー走行の段階なので、他のマシンがどうなのかを語ることは難しい。みんなエンジンモードや燃料搭載量を変えたり、最高速を重視したセッティングにしたりしていたので、明日どうなるか見ていきたいと思う。タイム差は驚くほど接近しているので、マシンの向上を続けてできることを探していかなければならないけど、明日も僅差になるはずだ」

5番手:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
「今日はマシンの感触が本当にいい感じだったし、ポジティブな金曜のプログラムをこなせたので、満足していいと思う。今夜の作業を楽しみにしている。マシンからもう少しを見い出して、レースに向けて強力なスターティングポジションを争えるかどうか見ていく。確実に僕たちにその力があることはすでに今日の走りで示しすことができたと思う。今日のショートランとロングランのペースを考えれば楽観視できる。他のみんなと同じように、FP2の赤旗によって序列を読むのが難しくなったけど、現時点では好いポジションにつけられているはずだ。本格的なウエットコンディションにはならなかったので、明日がどうなるか見てみなければならない。シーズン序盤よりもウエットコンディションにうまく備えられていると思うし、明日は何があっても大丈夫だと思う」

6番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「今のところ良い誕生日を過ごしている。誕生日にこのトラックを走るよりもひどい過ごし方はいくらでもあるからね。最初のセッションは良かったけど、2回目のセッションは少しトリッキーだった。大きな問題があったわけではないけど、ラップがうまくいかなかった。一部のセットアップをFP1の状態に戻す必要があるかもしれない。1日中アンダーステアに悩まされて、良い解決策が見つからなかった。フロントエンドがもう少し強く感じられるようになれば、コーナーへのマシンの入りが良くなって、もう少しラップタイムを見つけられるだろう。毎年ここに来ると“このコースでどうやってこれ以上速く走ればいいんだ?”と考えてしまう。でも、1年後ここに戻ってくるともっと速くなっている。コーナリングスピードがさらに速くなっているし、Gフォースを感じることができる。それがとても面白いし、楽しんでいる」

7番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「まずまずな一日だった。マシンの感触はかなりいい。いくつか少し苦戦しているところもあるけど、全体的にマシンには自信を持っているし、バルセロナよりも週末の良いスタートが切れたと思う。マシンですべてのテストアイテムを完了できたし、セッションでやる必要があったことはすべて完了できた。マシンバランスはとてもいい感じだけど、天気がどうなるか、そして、みんながエンジンを上げてきた時にどうなるかは明日まで待たなければならない」

8番手:エステバン・オコン(ルノー)
「今日はまずまずだったし、チームとしても競争力があるように思う。バルセロナから良いステップを果たしているし、今日の走りには満足している。理解できたことがたくさんあったので、明日と日曜日にそれを実施したいと思う。予選に向けて有望なのは間違いない。自分の名前の横にパープルセクターがあるのはいつだっていい気分だし、それはスピードがあることを示している。ロングランは赤旗のせいで予測しにくい。FP3では走行不足を補うために重い燃料で走るマシンが何台か出てくるかもしれない」

9番手:カルロス・サインツ(マクラーレン)
「かなりノーマルな金曜日だった。両方のセッションで前回のレースから得た代替のセットアップやアイデアを試すことができて興味深かった。ペース的には競争力があったし、トップ10争いには加われそうに見えるけど、まだ金曜日だ。レーシング・ポイントとルノーがここでは特に速いし、今週末に彼らと戦うためには明日に向けてペースを見つけていく必要がある」

10番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「トップ10に入って金曜日を終えられたのはいいことだ。でも、まだマシンのバランスに完全に満足はできていないし、まだ一番いいところを引き出せていないと感じている。もっと向上できるはずなので、さらなるパフォーマンスを引き出すために、今夜もう少しやるべきことがあると思う。これからすべてを解析して、今週末トップ10入りするために、マシンに適切な変更を加えていきたいと思う」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ベルギーGP