F1 第2回バルセロナテスト 3日目:ドライバーコメント
2016年の第2回F1プレシーズンテストが3日(木)、スペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットで3日目を迎えた。
プレシーズンテストもいよいよ大詰め。多くのドライバーが開幕戦にむけてレースシミュレーションやセッティングに励んだ。
トップタイムは、キミ・ライコネン(フェラーリ)。ウルトラソフトタイヤでこれまでプレシーズンテスト最速となる1分22秒765を記録した。
マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが118週を走行して7番手タイムで開幕前のテストを終えた。
ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「作業を分担するのはとても良い。4日間だけのテストというより、8日間のテストみたいに感じられるし、うまく機能していると思う。クルマに関してはチームが本当に素晴らしい仕事をしてくれるし、もしかすると昨年よりも強力なポジションにいるさえ思える。特にこれだけのマイレージを重ねてきたからね。まだタイムアタックを考えてバランスをどうするかとか、本気でプッシュしたりはしていないけど、個人的には満足している。ピラミッドを作っている感じだ。一発のパフォーマンスはすべての作業の頂点にある。今のテストはロングランに励み、ベースを築いているところだ。足場がしっかりできたら、もっと高く上れるからね」
ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「日数が限られているし、その時間を最大限に生すために本気でプッシュしているので、すべてのセッションがまったく違ってくる。今日は本当に貴重な経験ができた。これから始まるシーズンに向けてかなり多くの有益なことを学んだ。開幕戦を前に楽観している。明日のプレシーズン最後の走行が楽しみだ」
キミ・ライコネン (フェラーリ)
「今日は最高のテスト日だった。赤旗中断を除けば一度もストップすることなく走れたからね。もっと速く走れたかもしれないラップもあったかもしれないけど、基本的なフィーリングは最高だし、多かれ少なかれ作業の出来には満足している。もちろん、改善の余地は常にあるものだし、やるべきこともある。何度も言ってきたように、僕は推測するのが好きではないので、今の時点でメルボルンで僕たちがどの位置にいるかを探ることに意味があるとは思わない。いつも通りベストを尽くす。午前中はハローの保護デバイスを試したけど、普通のドライビングと違いがほとんどなくて驚いた。フロントの視界はほんの少しだけ制限されるけど、これが最終形ではないはずだし、さらに改良されるはずだ」
フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「今日は本当にポジティブな1日だった。トラブルを抱えることなくプログラムをやり遂げられている。今日はロングランもショートランも走った。タイヤはソフトに加えてウルトラソフトも試した。ただ、トラフィックに引っかかっウルトラソフトのラップはきちんと走れなかった。でも、全体的にはとても良い1日だったし、クルマをよりしっかりと理解できている。先週と比べれば、今週の方がはるかに満足だ。もうほぼ開幕戦の準備は整っている。最初のレースに行けば他のみんな比べて自分たちがどうかがわかるだろう。今日は良い1日だった」
ダニール・クビアト (レッドブル)
「今日のプログラムはほとんど完了できたし、とても有益だったので、メルボルンの準備は整ったと思っている。今日はいくつか小さなトラブルがあったけど、たいしたものではない。良い最終日だった。メルボルンに向けて期待できることを聞かれても、正直、まったくわからないよ! 特に何の期待もせずに行くつもりだ。とにかくベストを尽くすだけだ。このようなテストはクルマをさらに良くするためにいろいろと作業して、自分やチームの成長に努める場だ。それ以上はない。自分たちにやれることはすべてやったので、どうなるかは様子をみてみよう」
ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「137周を走ってプレシーズンを終えるのは悪くない。今日はタイヤに関しての目安もかなり得られた。特に新しいウルトラソフトコンパウンドはね。グリップがあるし、スーパーソフトよりも良くなっている。ウルトラソフトをどのように機能させるかは学ぶ必要がある。できる限りの準備はできたと思っているし、目立った中断もなく、かなり生産的な数日を過ごせた。今日もテストの作業リストをすべて終えられたし、メルボルンに行って自分たちのポジションを確認したい。VJM09にはかなりのポテンシャルがあると思う。それに、この先のシーズンに投入される予定のものが進行しているのもわかっている。とても励みになるし、またレースをするのが待ち切れない」
マックス・フェルスタッペン (トロ・ロッソ)
「先週も今週も本当に良いテストができたし、今日もさらに159周を走り、このクルマの信頼性がかなり優れていることを示せた。バルセロナで過ごしたこの2週間で自信と良いフィーリングを高めてプレシーズンを終えられるのは嬉しい。今はシーズン開幕戦が楽しみで仕方がないよ! 懸命に頑張ってきたし、改善もしている。いよいよ始まりの時だ!」
ジョリオン・パーマー (ルノー)
「この何日間でケビン(マグヌッセン)が大量のラップを走り込んでいるのを見ていたので、僕の番が回ってきた今日の出だしが予定通りにいかなかった時は『なんで僕だけ!?』と思ってしまったよ。でも、ギアボックストラブルを修正した後は問題なくレースシミュレーションを完了できた。クルマの感触はいい。あともう2周走れば100周に到達できたのでじれったいよ! 先週、ここに来てからチームは本当に進歩を遂げていると思う。明日は燃料を軽くして走ったりするので、すべてのプログラムに取り組むのも楽しみだ」
フェリペ・ナッセ (ザウバー)
「今日もC35に乗ってポジティブな1日を過ごせた。新車でしっかりと走り込めたし、午後にはショートランとレースシミュレーションを織り交ぜながら作業した。とても良かったけど、まだやらなければならないことはたくさんある。僕が次にクルマに乗るのはメルボルンだ。手順という意味ではシーズン開幕戦に向けてしっかりと準備ができたと思っている」
フェルナンド・アロンソ (マクラーレン・ホンダ)
「これまでの信頼性にはかなり満足している。冬を通して僕たちは本当に懸命に頑張ってきたし、特にパワーユニット面に関して、この数週間で得た回答はかなりポジティブだ。パフォーマンス面に関しては、現時点ではスタンバイ状態だ。冬季テストではタイムは常に変わるので読みづらい。オーストラリアまで待つつもりだ。一斉にスタートして、全員がトラックに出揃い、同じ量の燃料を積んで同じタイヤを履けば、答えを得られるだろう。まだ僕たちにはやらなければならないことがたくさんあるけど、パフォーマンスに関し去年よりもっと近づけていることを願っている。パワーユニット面では、まだパフォーマンスをこじ開けられるポテンシャルがある。それに序盤の数レースを通して使う予定の次のエンジンを見据えて踏まなければならないステップもある。シャシー面では、まだテストしければならないことがたくさんある。空力的にクルマにはいくつか新しいコンセプトがあるし、マシンの後部は新たに再設計されているので、自分たちのポテンシャルを最大限に生かせるようにそのエリアをどう使えばいいのかを勉強して理解していかなければならない。最終的に、僕は3日間のクルマをテストした。メカニカルトラブルで失った1日は含めない。プレシーズンテストを終える時は、いつもまだテストしたいことがたくさんあるし、クルマでやりたい作業もあると感じるものだし、今の僕がまさにそうだ。この2週間で自分たちが取り組んできた作業には満足しているけど、最初の2〜3戦で走行時間が増えることで、さらにポテンシャルを発揮できると確信している」
パスカル・ウェーレイン (マノー)
「もし選択するとすれば、たくさん走って遅いよりは、少ないラップで速い方がいい。だから、今日の終わり方に不満は言わない。メカニカルトラブルで走行時間をかなり失ってしまったけど、ウルトラソフトで走れたし、そのラップで8番手タイムを記録できたので、セットアップに関してはいい感じに仕上がっていると思う。もちろん、もっと走れていたら良かったとは思うし、もっと確認できていただろう。でも、クルマは先週テストを始めた頃よりもかなり良くなっているし、まだ開発面でもかなりのポテンシャルがあるので、かなりエキサイティングだ。近づくためにはハードにプッシュしなければならないギャップがあるけど、チームにとってはこれまでよりもギャップが縮まっている。懸命に頑張っているのでみんな疲れているけど、これから楽しみなことが待っている。新しいチームにも慣れてきたし、みんな感謝したい。2週間後のメルボルンでみんなでレースに挑むのが待ち切れない」
ロマン・グロージャン (ハース)
「楽な1日ではなかったし、僕たちにとってはあまり良くない1週間だ。最初のテストは本当にうまくいった。2回目はちょっとトリッキーだ。ブレーキ・バイ・ワイヤにいくつかチャレンジを抱えていて、それがいろいろと複雑にしている。でも、今、取り組んでいるところだ。最後はターン9で止まっていsまったし、最高の終わり方ではなかったけど、今はクルマのどの部分を見ればいいのかわかっていると思う。明日はもっと良い1日が過ごせることを願っている」
関連:2016年 F1バルセロナテスト 3日目:キミ・ライコネンがトップタイム
カテゴリー: F1 / F1ドライバー
プレシーズンテストもいよいよ大詰め。多くのドライバーが開幕戦にむけてレースシミュレーションやセッティングに励んだ。
トップタイムは、キミ・ライコネン(フェラーリ)。ウルトラソフトタイヤでこれまでプレシーズンテスト最速となる1分22秒765を記録した。
マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが118週を走行して7番手タイムで開幕前のテストを終えた。
ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「作業を分担するのはとても良い。4日間だけのテストというより、8日間のテストみたいに感じられるし、うまく機能していると思う。クルマに関してはチームが本当に素晴らしい仕事をしてくれるし、もしかすると昨年よりも強力なポジションにいるさえ思える。特にこれだけのマイレージを重ねてきたからね。まだタイムアタックを考えてバランスをどうするかとか、本気でプッシュしたりはしていないけど、個人的には満足している。ピラミッドを作っている感じだ。一発のパフォーマンスはすべての作業の頂点にある。今のテストはロングランに励み、ベースを築いているところだ。足場がしっかりできたら、もっと高く上れるからね」
ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「日数が限られているし、その時間を最大限に生すために本気でプッシュしているので、すべてのセッションがまったく違ってくる。今日は本当に貴重な経験ができた。これから始まるシーズンに向けてかなり多くの有益なことを学んだ。開幕戦を前に楽観している。明日のプレシーズン最後の走行が楽しみだ」
キミ・ライコネン (フェラーリ)
「今日は最高のテスト日だった。赤旗中断を除けば一度もストップすることなく走れたからね。もっと速く走れたかもしれないラップもあったかもしれないけど、基本的なフィーリングは最高だし、多かれ少なかれ作業の出来には満足している。もちろん、改善の余地は常にあるものだし、やるべきこともある。何度も言ってきたように、僕は推測するのが好きではないので、今の時点でメルボルンで僕たちがどの位置にいるかを探ることに意味があるとは思わない。いつも通りベストを尽くす。午前中はハローの保護デバイスを試したけど、普通のドライビングと違いがほとんどなくて驚いた。フロントの視界はほんの少しだけ制限されるけど、これが最終形ではないはずだし、さらに改良されるはずだ」
フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「今日は本当にポジティブな1日だった。トラブルを抱えることなくプログラムをやり遂げられている。今日はロングランもショートランも走った。タイヤはソフトに加えてウルトラソフトも試した。ただ、トラフィックに引っかかっウルトラソフトのラップはきちんと走れなかった。でも、全体的にはとても良い1日だったし、クルマをよりしっかりと理解できている。先週と比べれば、今週の方がはるかに満足だ。もうほぼ開幕戦の準備は整っている。最初のレースに行けば他のみんな比べて自分たちがどうかがわかるだろう。今日は良い1日だった」
ダニール・クビアト (レッドブル)
「今日のプログラムはほとんど完了できたし、とても有益だったので、メルボルンの準備は整ったと思っている。今日はいくつか小さなトラブルがあったけど、たいしたものではない。良い最終日だった。メルボルンに向けて期待できることを聞かれても、正直、まったくわからないよ! 特に何の期待もせずに行くつもりだ。とにかくベストを尽くすだけだ。このようなテストはクルマをさらに良くするためにいろいろと作業して、自分やチームの成長に努める場だ。それ以上はない。自分たちにやれることはすべてやったので、どうなるかは様子をみてみよう」
ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「137周を走ってプレシーズンを終えるのは悪くない。今日はタイヤに関しての目安もかなり得られた。特に新しいウルトラソフトコンパウンドはね。グリップがあるし、スーパーソフトよりも良くなっている。ウルトラソフトをどのように機能させるかは学ぶ必要がある。できる限りの準備はできたと思っているし、目立った中断もなく、かなり生産的な数日を過ごせた。今日もテストの作業リストをすべて終えられたし、メルボルンに行って自分たちのポジションを確認したい。VJM09にはかなりのポテンシャルがあると思う。それに、この先のシーズンに投入される予定のものが進行しているのもわかっている。とても励みになるし、またレースをするのが待ち切れない」
マックス・フェルスタッペン (トロ・ロッソ)
「先週も今週も本当に良いテストができたし、今日もさらに159周を走り、このクルマの信頼性がかなり優れていることを示せた。バルセロナで過ごしたこの2週間で自信と良いフィーリングを高めてプレシーズンを終えられるのは嬉しい。今はシーズン開幕戦が楽しみで仕方がないよ! 懸命に頑張ってきたし、改善もしている。いよいよ始まりの時だ!」
ジョリオン・パーマー (ルノー)
「この何日間でケビン(マグヌッセン)が大量のラップを走り込んでいるのを見ていたので、僕の番が回ってきた今日の出だしが予定通りにいかなかった時は『なんで僕だけ!?』と思ってしまったよ。でも、ギアボックストラブルを修正した後は問題なくレースシミュレーションを完了できた。クルマの感触はいい。あともう2周走れば100周に到達できたのでじれったいよ! 先週、ここに来てからチームは本当に進歩を遂げていると思う。明日は燃料を軽くして走ったりするので、すべてのプログラムに取り組むのも楽しみだ」
フェリペ・ナッセ (ザウバー)
「今日もC35に乗ってポジティブな1日を過ごせた。新車でしっかりと走り込めたし、午後にはショートランとレースシミュレーションを織り交ぜながら作業した。とても良かったけど、まだやらなければならないことはたくさんある。僕が次にクルマに乗るのはメルボルンだ。手順という意味ではシーズン開幕戦に向けてしっかりと準備ができたと思っている」
フェルナンド・アロンソ (マクラーレン・ホンダ)
「これまでの信頼性にはかなり満足している。冬を通して僕たちは本当に懸命に頑張ってきたし、特にパワーユニット面に関して、この数週間で得た回答はかなりポジティブだ。パフォーマンス面に関しては、現時点ではスタンバイ状態だ。冬季テストではタイムは常に変わるので読みづらい。オーストラリアまで待つつもりだ。一斉にスタートして、全員がトラックに出揃い、同じ量の燃料を積んで同じタイヤを履けば、答えを得られるだろう。まだ僕たちにはやらなければならないことがたくさんあるけど、パフォーマンスに関し去年よりもっと近づけていることを願っている。パワーユニット面では、まだパフォーマンスをこじ開けられるポテンシャルがある。それに序盤の数レースを通して使う予定の次のエンジンを見据えて踏まなければならないステップもある。シャシー面では、まだテストしければならないことがたくさんある。空力的にクルマにはいくつか新しいコンセプトがあるし、マシンの後部は新たに再設計されているので、自分たちのポテンシャルを最大限に生かせるようにそのエリアをどう使えばいいのかを勉強して理解していかなければならない。最終的に、僕は3日間のクルマをテストした。メカニカルトラブルで失った1日は含めない。プレシーズンテストを終える時は、いつもまだテストしたいことがたくさんあるし、クルマでやりたい作業もあると感じるものだし、今の僕がまさにそうだ。この2週間で自分たちが取り組んできた作業には満足しているけど、最初の2〜3戦で走行時間が増えることで、さらにポテンシャルを発揮できると確信している」
パスカル・ウェーレイン (マノー)
「もし選択するとすれば、たくさん走って遅いよりは、少ないラップで速い方がいい。だから、今日の終わり方に不満は言わない。メカニカルトラブルで走行時間をかなり失ってしまったけど、ウルトラソフトで走れたし、そのラップで8番手タイムを記録できたので、セットアップに関してはいい感じに仕上がっていると思う。もちろん、もっと走れていたら良かったとは思うし、もっと確認できていただろう。でも、クルマは先週テストを始めた頃よりもかなり良くなっているし、まだ開発面でもかなりのポテンシャルがあるので、かなりエキサイティングだ。近づくためにはハードにプッシュしなければならないギャップがあるけど、チームにとってはこれまでよりもギャップが縮まっている。懸命に頑張っているのでみんな疲れているけど、これから楽しみなことが待っている。新しいチームにも慣れてきたし、みんな感謝したい。2週間後のメルボルンでみんなでレースに挑むのが待ち切れない」
ロマン・グロージャン (ハース)
「楽な1日ではなかったし、僕たちにとってはあまり良くない1週間だ。最初のテストは本当にうまくいった。2回目はちょっとトリッキーだ。ブレーキ・バイ・ワイヤにいくつかチャレンジを抱えていて、それがいろいろと複雑にしている。でも、今、取り組んでいるところだ。最後はターン9で止まっていsまったし、最高の終わり方ではなかったけど、今はクルマのどの部分を見ればいいのかわかっていると思う。明日はもっと良い1日が過ごせることを願っている」
関連:2016年 F1バルセロナテスト 3日目:キミ・ライコネンがトップタイム
カテゴリー: F1 / F1ドライバー