アービッド・リンドブラッド F1昇格決定「14歳のときから信じていた」
アービッド・リンドブラッドは木曜日、ヤス・マリーナ・サーキットに到着すると満面の笑みを見せた。翌年からF1グリッドに加わる昇格が発表された直後のことだ。

今週初め、レッドブルは2026年のドライバーラインアップを正式発表し、18歳のリンドブラッドがレーシングブルズでリアム・ローソンとコンビを組むことが決まった。リンドブラッドは2022年のシングルシーターデビューから、F4、F3、F2をわずか3年で駆け上ってきた。

「来年が本当に楽しみ」──F1ドライバー発表の心境
発表を受けた気持ちを問われると、リンドブラッドは「いい気分だよ! ニュースが公になって本当に嬉しい。来年がとても楽しみだ」と語った。

また、幼い頃のカート時代にランド・ノリスへ「5年後に同じグリッドに立つ」と宣言した、いまや有名となった動画についても話が及んだ。

「ここまで来るのは本当に早かった。ランクをすごく早く駆け抜けてきた。ランドとの話は面白いんだ。彼を見かけて、あの言葉が最初に頭に浮かんだ。5歳でこの道を始めたときから“F1に行ける”と信じていたし、14歳のときもそうだった。今も同じ気持ちだ。タイムラインを守れたのは本当に嬉しいし、今はいい話になっているよ」

F3・F2で培った成長「毎週末、自分を伸ばす必要があった」
F1昇格が現実味を帯びる中で、これまでの学びを振り返ったリンドブラッドは「とてつもなく多くのことを学んだ」と述べる。

「F3に上がったとき、僕はF4を1年やっただけで、何もかもが本当に新しかった。だからこの2年で、あらゆる面で大きなステップを踏む必要があった。ひとつだけ選ぶのは簡単じゃないけど、おそらく一番大きいのは、走行時間の少なさと、それにどう対処するかだと思う」

「F3でも大きなステップを踏まなきゃいけなかったし、今年もまた大きなステップが必要だった。すごく早いペースでカテゴリーを上がってきたから、毎週末、自分を改善することに集中しなければならなかった」

アービッド・リンドブラッド F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

F2最終戦へ「今年を良い形で締めくくりたい」
今季のF2では最終戦を前にランキング6位につけ、アブダビでは今季3度目のFP1出走も控えるリンドブラッド。ジュニアカテゴリー最終年をしっかり締めたいと意気込む。

「とにかく、今年を強く終えることだけに集中している。今季は決してベストな年ではなかった。カタールの週末は(フィーチャーレース4位で)なんとか立て直せて良かったけど、簡単な一年ではなかった」

「今の僕にとって大事なのはF2で良い結果を出すこと。ここでしっかり結果を残してから、来週以降に来年のことを考えるよ。今はF2のことだけが頭にある」

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カテゴリー: F1 / アービッド・リンドブラッド / FIA F2 / ビザ・キャッシュアップRB