アントネッリが同級生をF1に招待 ヴィルヌーヴ「職場に友達は不要」と苦言

F1グリッド最年少の18歳アントネッリは、今も高校に通いながらF1デビューシーズンを戦っており、ボローニャ出身の彼にとってイモラでの一戦はまさにホームレースだ。木曜の記者会見で、彼は同級生たちを招待した理由をこう語った。
「うん、僕が企画したんだ。メルセデスの何人かの人にも協力してもらって、高校のためにこういう機会を作ることができた。みんなにこの世界を実際に自分の目で見てもらえるのって、すごくいいことだと思ってる」
「レースはテレビで見てても、その裏で何が起きてるのかまでは知らなかったからね。こういう経験ってなかなかできないし、楽しんでもらえたら嬉しいな」
「いくつかアクティビティも用意してあって、このあとクルマを見せたり、ちょっと説明したりするつもり。そんなに細かいことまでは話さないけどね」
「僕、普段あんまり家にいないから、友だちともなかなか会えないんだ。だからこういうちょっとしたことでも、つながりを保つのにすごく大事だと思ってる」
しかしこの行動に対し、ヴィルヌーヴは金曜のフリー走行後に否定的な意見を述べた。
「かわいらしい話ではあるけど、ここは彼の“オフィス”なんだ。そんなことをすべきじゃない。レースに集中すべきだ」とコメント。
「メルセデスの関係者から聞いたんだけど、この件についてはあまり喜んでいなかったらしい。レースへの集中力が削がれたと感じていたそうだ」
「家族や友達が大勢いるときも同じだ。彼らは夕食に誘ってきたりする。でも、ここはオフィスなんだ。余計なものを持ち込むべきじゃない」
「昨日はその影響が出ていたように見えた。今日の方が良くなっていたけど、確かに影響はあった」
そして最後にこう付け加えた。
「忘れないでほしい。ここは自分のオフィスなんだ。仕事場に友達や家族を連れて行くものじゃない」
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