アルピーヌF1チーム デビッド・サンチェスの加入を発表 技術部門を統括
アルピーヌF1チームは、デビッド・サンチェスをエグゼクティブテクニカルディレクターに任命したことを発表。サンチェスはエンストンのチームに復帰することになった。

新たに創設されたこの役職において、デビッド・サンチェスはエンストンに拠点を置くテクニカル部門を監督し、チームのパフォーマンス、エンジニアリング、エアロダイナミクスの各分野を統括する。

デビッド・サンチェスは、最近発表された3本柱の技術体制に該当する3つの主要分野を管理することになる。シアロン・ピルビーム(パフォーマンス担当テクニカル・ディレクター)、ジョー・バーネル(エンジニアリング担当テクニカル・ディレクター)、デイビッド・ウィーター(エアロダイナミクス担当テクニカル・ディレクター)が彼の直属となる。

デビッド・サンチェスは本日からチームに合流し、チーム代表兼アルピーヌ・モータースポーツ副社長のブルーノ・ファミンに直属する。

「アルピーヌでの挑戦に興奮している。私のF1キャリアをスタートさせたエンストンで再び仕事ができることを楽しみにしている」とデビッド・サンチェスはコメント。

「このチームには常に多くの素晴らしい人たちが関わってきたし、明らかに解き放つべきポテンシャルがたくさんある。コース上でのパフォーマンスを向上させるという大きな課題が待ち受けているが、このような挑戦が僕のモチベーションを高めてくれる」

「この偉大なチームに定期的な成功を取り戻すことだけを目標に、エンストン・ヴァイリー・テクニカル・チームと再び仕事をすることを楽しみにしている」

アルピーヌF1チーム デビッド・サンチェス

デビッド・サンチェスは、2005年にルノーF1チームのジュニア・エアロダイナミシストとしてエンストンでF1でのキャリアをスタートさせた。同年チームはドライバーズ世界選手権とコンストラクターズ世界選手権の両方で優勝した。

その後、マクラーレンとフェラーリで成功を収め、F1のトップチームでの豊富な経験をもたらした。マラネッロには10年以上在籍し、エアロダイナミクス部門を率いた後、車両コンセプト部門の責任者を務めた。

アルピーヌF1チーム代表兼アルピーヌ・モータースポーツ副社長のブルーノ・ファミンは「デビッドが2005年にキャリアをスタートさせたエンストンに戻ってくることをうれしく思う」とコメント。

「これは、チームとして行うすべてのことを最適化し、適切なパフォーマンス領域に集中するための重要な人事だ。マシンのパフォーマンスと開発路線が、チームとしての野心に対して十分なペースで進んでいないことは明らかだ。デイビッドを迎え、究極の成功を達成するためにともに頑張ることを楽しみにしている」

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カテゴリー: F1 / アルピーヌF1チーム