アレクサンダー・アルボン 「レッドブルF1在籍時の僕はイエスマンだった」
アレクサンダー・アルボンは、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてのレッドブル・レーシングに短期間在籍していた間、自分が「イエスマン」だったことを認め、F1でより自立するためにとったステップを明らかにした。

2019年にトロロッソからF1デビューを果たして急成長を遂げたアルボンは、デビューシーズンの途中でレッドブルのシニアチームに昇格した。

しかし、スタードライバーのフェルスタッペンのペースについていけず、2020年末にセルジオ・ペレスの加入によってリザーブに降格させられた。

アレックス・アルボン、レッドブルでの苦い経験後の変化について語る
レッドブルのリザーブドライバーとして1シーズンを過ごしたアルボンは、2022年にウィリアムズでフルタイムのシートに復帰。それ以来グリッド上で最もエキサイティングな才能の一人として頭角を現している。

27歳のアルソンは昨シーズン、ウィリアムズがコンストラクターズチャンピオンシップで2017年以来最高の成績となる7位に終わり、チームの28ポイントのうち1ポイントを除くすべてを獲得。目に見えて自信を深めていた。

High Performanceポッドキャストに出演したアルボンは、レッドブル時代に自分がおとなしすぎたことを認め、現在はマネージャーや心理学者を含む強力な人々のネットワークに囲まれ、F1ドライバーとしての成長を支援していると認めた。

「自分が取り組むべき領域が2つあることに気づいた」とアルボンは語った。

「まず、レッドブルでは『イエスマン』になりすぎているように感じた。印象づけたい、喜ばせたいという気持ちが強すぎて、いつもいろいろなことに『イエス』と答えてしまい、そもそもマシンに乗る前から自分のエネルギー、つまり精神的なエネルギーが消耗しすぎていることに気づいた」

「もうひとつは、純粋なパフォーマンスだった。マックスに対する僕の弱点はどこだったのか?マシンのどの部分が?なぜ彼はこのようなスタイルのマシンを走らせることができたのか?レースマネジメントにおいて彼と比べてどの部分で苦労したのか?」

「僕はほとんど2つの領域、2つの側面、つまりレース面と非レース面を作り出したけど、もちろんそれはすべて1つだ」

アレクサンダー・アルボン

「トレーナーに相談し、マネージャーを雇い、ソーシャル(メディア)担当者を雇い、心理学者を雇った」

「ネットワークを構築し、真のチームを作った。自分は、その役割において最も経験豊富とは言えないかもしれないけど、死ぬまで僕と戦ってくれる人たちを選んだ」

「そして、彼らは今日まで一緒にいるのは同じ人々だ。チャンスを求めていたけれど、僕のことを心配してくれた人たちなんだ」

「どんなに厳しい状況でも常に僕のコーナーで戦ってくれた人をレッドブル連れてきた。彼は僕のマネジャーになり、トレーナーにもなった。最初から僕と一緒にいた」

「そこで僕はネットワークを構築し、その反対側でドライビングの仕事をしましたが、シートがないためにマシンを運転することができなかったため、実際には非常に困難だった」

「シミュレーターでたくさん作業をしたので、物事の理解が少し深まりました。どうすれば最高のドライバーになれるのか?そうすれば最高のポジションにつけるのか。そうするつもりだ」

このコメントは、アルボンが現在のウィリアムズ契約からの「解放される」ことを熱望していることが明らかになった後に発表されたもので、ESPNは複数のチームが彼の状況を監視していると報じている。報道では、2チームが2023年シーズンでの契約を打診したが、失敗に終わったとしている。

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カテゴリー: F1 / アレクサンダー・アルボン / ウィリアムズ・レーシング / レッドブル・レーシング