フェリペ・マッサ
ウィリアムズは、F1カナダGPのファナルラップでのフェリペ・マッサとのクラッシュに対して、セルジオ・ペレスにペナルティが科せられるに至った証拠をスチュワードに提供した。

ウィリアムズの車両パフォーマンス責任者を務めるロブ・スメドレーは、レース後「重傷者が出なかったのは幸運だったし、セバスチャンに側面からの衝撃がなかったのも運が良かった。我々はスチュワードにフェリペがそれ以前のラップよりもおよそ5メートル早くブレーキをかけている証拠を見せた」と述べた。

「証拠として横からのショットがある。フェリペとセバスチャンがブレーキングに入っていた場合、彼らの距離は同じだ。ペレスはフェリペの後方に見える。我々は彼らにず頭上からのショットを見せた。ペレスは非常に早くにブレーキをかけており、クルマは左に動いている。彼がそうしたのか、ブレーキの問題だったのかは私にはわからない」

「それに我々はペレスが『リアブレーキがない』と伝え、フォース・インディアが『続けられるのであれば、続けろ。駄目ならピットに入れ』と言った無線のコピーを証拠として示した。大変な問題のように聞こえるし、なぜそのような状況でクルマを走らせたままにしているのか。私にはできない。少し苛立ちを感じている。少なくともそのようなことが起こったのだ」

フォース・インディアの副チーム代表ボブ・ファーンリーは、セルジオ・ペレスがブレーキシステムの電気系にトラブルを抱えていたことを認め、「とにかく二人とも大丈夫だったことに我々全員が本当に安心いている。あのような愚かな事故が起こることについて考えるのは耐えられない。データを調べて、実際に何が起こったのかを確認する必要がある」と述べた。

フェリペ・マッサとセルジオ・ペレスは、クラッシュにより27Gの衝撃を受けており、脳スキャンのために病院を訪れたが、すぐに退院している。二人はかろうじてセバスチャン・ベッテルに衝突せずに済んだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング