MotoGP
MotoGP 第13戦 サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの決勝レースが13日、ミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリで行われ、ランンク3位のマルク・マルケスが2度のマシン交換後に独走で優勝した。

マルク・マルケスは、今季4勝目、最高峰クラスで23勝目、当地で3年ぶり4勝目、キャリア通算49勝目を挙げた。

気温27度、路面温度31度のドライコンディションの中でスタート。1ラップ目に雨が降り出したが、数ラップ後に雨が降り止み、路面がドライ、ウェット、ドライに変化する状況の中、ほぼ全員が2度のマシン交換を実行した。

ウォームアップ走行で週末2度目、今季34度目の1番時計を刻んだ2番グリッドのマルク・マルケスは、タイトル争いを繰り広げる2人だけでなく、他のライダーたちのパフォーマンスを確認しながら、トップ走行中に転倒を喫した昨年9月の第14戦アラゴンGPを繰り返さないようにマシン交換のタイミングを計って優勝。

6番グリッドのブラドリー・スミスは、リスクを背負ってマシン交換をしないことを決断。11ラップ目には21番手まで後退したが、7.288秒差の2位まで挽回して、最高峰クラスでの自己最高位を獲得。

13番グリッドのスコット・レディングは、1度目のマシン交換直後にコースアウトからグラベルで今季6度目の転倒を喫したが、最高峰クラスで初の表彰台を獲得。

16番グリッドのロリス・バスは、誰よりも早くマシンを交換する作戦が功を奏して、自己最高位の4位を獲得。

3番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、1度目のマシン交換後にトップに飛び出したが、2度目のマシン交換のタイミングが遅れて5位。開幕戦カタールGPからの連続表彰台獲得記録が途切れたが、地元ファンの前で快走の5位に進出。

9番グリッドのダニロ・ペトルッチは6位。2戦連続してドゥカティ勢の最高位に進出すれば、7番グリッドのアンドレア・イアンノーネ、8番グリッドのアンドレア・ドビツィオーゾ、4番グリッドのダニ・ペドロサ、10番グリッドのアレイシ・エスパルガロがトップ10入り。

ポールポジションのホルヘ・ロレンソは、2度目のマシン交換直後、今季2度目の転倒で、初のリタイアを強いられた。

チャンピオンシップは、ポイントリーダーのバレンティーノ・ロッシが、ランク2位のホルヘ・ロレンソに対して、アドバンテージを12ポイント差から23ポイント差に拡大した。

次戦アラゴンGPは、モーターランド・アラゴンで25日に開幕、27日に決勝レースが行われる。

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カテゴリー: F1 / MotoGP