カルロス・サインツ
カルロス・サインツは、マックス・フェルスタッペンがレッドブルに昇格して以降、トロ・ロッソがチームとしてはまとまったと考えている。

マックス・フェルスタッペンとダニール・クビアトがシート交換した際、レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、トロ・ロッソの内部が“かなり不穏な状態であった”と語っていた。

ダニール・クビアトとペアを組むことになって変化があったかと質問されたカルロス・サインツは「唯一変わったのは、僕が彼のことを下のカテゴリーにいたときからずっと知っていることかな。彼の働き方や行動など、僕たちはお互いを知り尽くしている」とコメント。

「マックスとは2015年からの新しいチームメイトだった。チームに関して言えば、全てのことが少しだけオープンになったと思う。みんながもう少し協力するようになったし、今までよりも組織化されていると思う」

「チームメイトが両方が強いドライバーのときにはチームが一つにならないことはよくあることだ」

カルロス・サインツは、今でもマックス・フェルスタッペンと良好な関係を築いているが、彼の離脱は『チームの危機を収束させた』と認める。

「チームのドライバーが両方とも強ければ、2人の間に軋轢は生じるものだ」

「嫌いではなかった。僕たちはその状況に対処しなければならなかったけど、あの状況が悪いものだったとは思っていない」

そう語るカルロス・サインツだが、マックス・フェルスタッペンがチームを去ったことと、自らの調子が上向きになったことは無関係だと語る。

「彼が去った後に僕が好調になり始めたので、メディアがこじつけたいのもわかる。でも、正直なところ、関係はない」

「もしマックスが10レース前にレッドブルに昇格していたとしても、僕の成績には影響しなかっただろう。成績が良くなったのは最近になってだ。僕に何かが起こったわけではないし、僕は一貫性を証明している」

トロ・ロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、マックス・フェルスタッペンが去った後、カルロス・サインツがチームメイト争いに悩むことが少なくなったと感じている。

「彼は今シーズンとても良い。それに、彼は一緒に働く上でとてもいい奴だ。内部の問題によって目立ちはしないが、このチームにいるメンバーは彼の成し遂げた事をとてもリスペクトしている」

「だが、チーム内のトラブルが改善され、それによって彼はチームメイトに打ち勝つことをそれほど意識しなくてよくなったし、逆に他チームのライバルを打ち負かすことに集中できるようになったと思う」

「最近の彼はとても集中している。彼は今年大きく成熟し、自信を得た。レースへのアプローチもよりリラックスしたものになった」

「自分のことをアピールしたいルーキーの走りというよりも、熟練の走りという感じがする。彼は大きく進歩した」

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カテゴリー: F1 / カルロス・サインツJr. / トロロッソ