フェルナンド・アロンソ
F1ブラジルGPのプラクティスでまたもやエンジントラブルに見舞われたフェルナンド・アロンソだが、もはや腹立たしさは感じておらず、今トラブルを経験しておいた方が2016年に苦労しなくて済むと前向きに捉えている。

フリー走行2日目の序盤、フェルナンド・アロンソのエンジンから煙が上がり、その後エキゾーストから出火。フェルナンド・アロンソのセッションは短時間で切り上げられた。

フェルナンド・アロンソが搭載していたはホンダの最新スペックのエンジンだったが、アロンソにはもう1基ストックがあるため、ペナルティーを受けずに土曜日と日曜日にそれを使うことができる。

「エンジントラブルだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。

「もう少し調べてみないと詳しいことはわからない。エンジンを交換して、マイレージの少ないメキシコのものを使う。だから明日は大丈夫だ。僕たちは今年のトラブルから学び続けるよ」

ただでさえトラブル続きの一年だが、そこにまたひとつ追加されたことに落胆していないかと質問されたフェルナンド・アロンソは「いや、もうそうは感じなくなった。僕の頭は来年に切り替わっている。むしろ、来年ではなく、こことアブダビで問題が全部出切ってしまえばいいと願っているくらいだ。僕たちは学習過程にいるし、それには痛みが伴う。でも、ミスやトラブルから学ぶしか成功する方法はない」

フェルナンド・アロンソがトラックサイドで迎えの車を待っている姿は、今年のアロンソのマクラーレン復帰シーズンを象徴するしているようだった。

だが、フェルナンド・アロンソは、優勝する望みがないままで、表彰台の一角に立ち続けることの方がつらいと述べている。

「あの映像がかなり話題になっていると聞いたけど、リタイアしてガレージに戻るのを待ってるんだから、他にどうしろっていうんだよ!」とフェルナンド・アロンソはコメント。

「僕たちが散々なシーズンを過ごしているのは事実だけど、そこから多くのことを学んでいる。2位や3位で表彰台に上がって、今年のチャンピオンたちの顔を見ている方がイライラするよ。チームメイト同士のトラブルにも興味はない」

「まあ、あれは珍しい瞬間の珍しい絵だとは思うけどね」

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