星野一樹、今季限りでのスーパーGT引退を発表
星野一樹が、2021年シーズンを以ってスーパーGTドライバーとしての活動を終了することを発表した。
元レーシングドライバーでホシノインパル代表、監督を務める星野一義の長男である星野一樹は、2003年からスーパーGT(当時は全日本GT選手権)への参戦を開始。これまでGT500とGT300合わせて13勝を挙げ、GT300では2度のシリーズチャンピオンに輝いている。
「今シーズンを最後に、スーパーGTドライバーを降りることを決断しました事を、ご報告いたします」と星野一樹はコメント。
「2003年に全日本GT選手権(現スーパーGT)にデビューしてからここまで、19シーズンを戦ってこられた事は、皆様の応援無くして成し得ませんでした。心より感謝申し上げます」
「自分は『星野一義』にはなれませんでしたが、22歳からカートを始め、皆様のサポートのおかげでここまで続けてくる事ができました」
「スーパーGTでは、計13勝(GT500 1勝/GT300 12勝)する事ができ、そしてGT300クラスでは、フェアレディZで2度のシリーズチャンピオンになることができました」
「GT-R GT3では、初年度から開発ドライバーとして携わらせていただき、スーパーGTのタイヤ開発、それから8度のニュル24時間(GT3では3回)挑戦や、ブランパン、ニュル1000km等、数々の海外レースへの挑戦を経験させて頂けた事は、凄く良い思い出であり、自分の財産です」
「自分が、これほどまでに幸せなドライバー人生を送れたのは、これまで育てて頂いたニッサン・ニスモを始め、スポンサー各位様、在籍させて頂いた全てのチーム関係者の皆様、各先輩方、チームメイトの仲間、良いライバルたち、GTA・スーパーGTに関わる全ての関係者の皆様、そしてファンの皆様の支援のおかげです! 改めて、感謝申し上げます」
「様々な理由はありますが、ここ数年ずっと考えてきました。シーズンエンドに発表というよりも、こうしてこの決断したタイミングで皆様にご報告し、これまでの感謝をお伝えして、そしてその感謝の気持ちと共に残りのシーズンを戦いたいと思いました」
「もちろんスーパーGTを降りることに寂しい気持ちはありますが、これが終わりではありません。いちレース人として、ニスモの一員として、またインパルの一員として、大きな挑戦はまだまだ続きます。これからの新しい挑戦を、また見守っていただけたら嬉しいです」
「最後に、今シーズンはまだ残り4戦あります。ここまで厳し戦いが続いていますが、全身全霊!!全てを出し切って、とにかく悔いのないシーズンで終わりたいです。GAINERの皆さんと京侍と必ず表彰台へ! 全力で頑張ります!! 応援、宜しくお願い致します」
星野一樹がスーパーGTでの活動を終了することを受け、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナルは、これまでの星野一樹の貢献に謝意を表すとともに、下記のコメントを発表した。
片桐 隆夫 ニスモCEO
「一樹選手は、レース活動を幅広く知るため、ドライバーとして契約を結ぶ前からアルバイトとしてニスモで働いていたこともあり、私たちニスモにとって家族のような特別なドライバーです。以来19年間もの長きにわたって、日産 / ニスモに様々な面で貢献をしてくれました。その貢献に心から感謝の意を表します。SUPER GTでは、GT500で活躍していただきましたし、フェアレディZでGT300クラスのシリーズチャンピオンを2度獲得してくれました。 また、Nissan GT-R NISMO GT3の開発ドライバーとしてプロジェクト開始当初から携わり、同車の今日の高い競争力確保に多大に貢献してくれましたし、ドライバーとしてもスーパー耐久でのチャンピオン獲得をはじめ、GT300クラス、ニュル24時間レース等、国内外のレースで強さを引き出して活躍してくれました。 さらにドライバー育成においても大きな役割を担い、一樹選手からレースの戦い方を教えてもらった日産系ドライバーはたくさんいます。今シーズンはまだ4戦ありますので、一樹選手に全力で戦っていただけるよう、私たちも最善のサポートをいたします。そして、今後も日産 / ニスモファミリーの一員として、共に日産のモータースポーツ活動を盛り上げていっていただきたいと願っています。」
【星野一樹 日産車での主な戦績】
2003年: 全日本GT選手権(GT300クラス)にシルビアで出場
スーパー耐久シリーズ クラス3にフェアレディZで出場
2004年: 全日本GT選手権(GT300クラス)にフェアレディZで出場
スーパー耐久シリーズ クラス3にフェアレディZで出場 シリーズチャンピオン獲得
2005年: SUPER GT(GT300クラス)にフェアレディZで出場(第5戦もてぎにてGT300クラス初優勝)
スーパー耐久シリーズ ST3クラスにフェアレディZで出場
2006年: SUPER GT(GT 500クラス)にフェアレディZで出場(第6戦鈴鹿にてGT500クラス初優勝)
2007年: SUPER GT(GT 500クラス)にフェアレディZで出場
スーパー耐久シリーズ ST1クラスにフェアレディZで出場
2008年: SUPER GT(GT300クラス)にフェアレディZで出場し、シリーズチャンピオン獲得
2010年: SUPER GT(GT300クラス)にフェアレディZで出場し、シリーズチャンピオン獲得
2013年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場
2014年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場 ドライバーランキング4位
スーパー耐久ST-XクラスにNISSAN GT-R NISMO GT3で出場。シリーズチャンピオン獲得
2015年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場 ドライバーランキング4位
ニュル24時間レースにNISSAN GT-R NISMO GT3で出場 総合9位
2016年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場 ドライバーランキング4位
2017年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場 ドライバーランキング16位
2018年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場 ドライバーランキング16位
スーパー耐久ST-XクラスにNISSAN GT-R NISMO GT3で出場。シリーズチャンピオン獲得
2019年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場 ドライバーランキング14位
スーパー耐久ST-XクラスにNISSAN GT-R NISMO GT3で出場。シリーズチャンピオン獲得
2020年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場 ドライバーランキング12位
2021年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場中
カテゴリー: F1 / SUPER GT
元レーシングドライバーでホシノインパル代表、監督を務める星野一義の長男である星野一樹は、2003年からスーパーGT(当時は全日本GT選手権)への参戦を開始。これまでGT500とGT300合わせて13勝を挙げ、GT300では2度のシリーズチャンピオンに輝いている。
「今シーズンを最後に、スーパーGTドライバーを降りることを決断しました事を、ご報告いたします」と星野一樹はコメント。
「2003年に全日本GT選手権(現スーパーGT)にデビューしてからここまで、19シーズンを戦ってこられた事は、皆様の応援無くして成し得ませんでした。心より感謝申し上げます」
「自分は『星野一義』にはなれませんでしたが、22歳からカートを始め、皆様のサポートのおかげでここまで続けてくる事ができました」
「スーパーGTでは、計13勝(GT500 1勝/GT300 12勝)する事ができ、そしてGT300クラスでは、フェアレディZで2度のシリーズチャンピオンになることができました」
「GT-R GT3では、初年度から開発ドライバーとして携わらせていただき、スーパーGTのタイヤ開発、それから8度のニュル24時間(GT3では3回)挑戦や、ブランパン、ニュル1000km等、数々の海外レースへの挑戦を経験させて頂けた事は、凄く良い思い出であり、自分の財産です」
「自分が、これほどまでに幸せなドライバー人生を送れたのは、これまで育てて頂いたニッサン・ニスモを始め、スポンサー各位様、在籍させて頂いた全てのチーム関係者の皆様、各先輩方、チームメイトの仲間、良いライバルたち、GTA・スーパーGTに関わる全ての関係者の皆様、そしてファンの皆様の支援のおかげです! 改めて、感謝申し上げます」
「様々な理由はありますが、ここ数年ずっと考えてきました。シーズンエンドに発表というよりも、こうしてこの決断したタイミングで皆様にご報告し、これまでの感謝をお伝えして、そしてその感謝の気持ちと共に残りのシーズンを戦いたいと思いました」
「もちろんスーパーGTを降りることに寂しい気持ちはありますが、これが終わりではありません。いちレース人として、ニスモの一員として、またインパルの一員として、大きな挑戦はまだまだ続きます。これからの新しい挑戦を、また見守っていただけたら嬉しいです」
「最後に、今シーズンはまだ残り4戦あります。ここまで厳し戦いが続いていますが、全身全霊!!全てを出し切って、とにかく悔いのないシーズンで終わりたいです。GAINERの皆さんと京侍と必ず表彰台へ! 全力で頑張ります!! 応援、宜しくお願い致します」
星野一樹がスーパーGTでの活動を終了することを受け、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナルは、これまでの星野一樹の貢献に謝意を表すとともに、下記のコメントを発表した。
片桐 隆夫 ニスモCEO
「一樹選手は、レース活動を幅広く知るため、ドライバーとして契約を結ぶ前からアルバイトとしてニスモで働いていたこともあり、私たちニスモにとって家族のような特別なドライバーです。以来19年間もの長きにわたって、日産 / ニスモに様々な面で貢献をしてくれました。その貢献に心から感謝の意を表します。SUPER GTでは、GT500で活躍していただきましたし、フェアレディZでGT300クラスのシリーズチャンピオンを2度獲得してくれました。 また、Nissan GT-R NISMO GT3の開発ドライバーとしてプロジェクト開始当初から携わり、同車の今日の高い競争力確保に多大に貢献してくれましたし、ドライバーとしてもスーパー耐久でのチャンピオン獲得をはじめ、GT300クラス、ニュル24時間レース等、国内外のレースで強さを引き出して活躍してくれました。 さらにドライバー育成においても大きな役割を担い、一樹選手からレースの戦い方を教えてもらった日産系ドライバーはたくさんいます。今シーズンはまだ4戦ありますので、一樹選手に全力で戦っていただけるよう、私たちも最善のサポートをいたします。そして、今後も日産 / ニスモファミリーの一員として、共に日産のモータースポーツ活動を盛り上げていっていただきたいと願っています。」
【星野一樹 日産車での主な戦績】
2003年: 全日本GT選手権(GT300クラス)にシルビアで出場
スーパー耐久シリーズ クラス3にフェアレディZで出場
2004年: 全日本GT選手権(GT300クラス)にフェアレディZで出場
スーパー耐久シリーズ クラス3にフェアレディZで出場 シリーズチャンピオン獲得
2005年: SUPER GT(GT300クラス)にフェアレディZで出場(第5戦もてぎにてGT300クラス初優勝)
スーパー耐久シリーズ ST3クラスにフェアレディZで出場
2006年: SUPER GT(GT 500クラス)にフェアレディZで出場(第6戦鈴鹿にてGT500クラス初優勝)
2007年: SUPER GT(GT 500クラス)にフェアレディZで出場
スーパー耐久シリーズ ST1クラスにフェアレディZで出場
2008年: SUPER GT(GT300クラス)にフェアレディZで出場し、シリーズチャンピオン獲得
2010年: SUPER GT(GT300クラス)にフェアレディZで出場し、シリーズチャンピオン獲得
2013年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場
2014年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場 ドライバーランキング4位
スーパー耐久ST-XクラスにNISSAN GT-R NISMO GT3で出場。シリーズチャンピオン獲得
2015年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場 ドライバーランキング4位
ニュル24時間レースにNISSAN GT-R NISMO GT3で出場 総合9位
2016年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場 ドライバーランキング4位
2017年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場 ドライバーランキング16位
2018年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場 ドライバーランキング16位
スーパー耐久ST-XクラスにNISSAN GT-R NISMO GT3で出場。シリーズチャンピオン獲得
2019年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場 ドライバーランキング14位
スーパー耐久ST-XクラスにNISSAN GT-R NISMO GT3で出場。シリーズチャンピオン獲得
2020年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場 ドライバーランキング12位
2021年: SUPER GT(GT300クラス)にNISSAN GT-R NISMO GT3で出場中
カテゴリー: F1 / SUPER GT